6月にNPO法人とうほく食育実践協会の中級が
始まったのですが、
早くも5か月が経とうとしています。
中級は「実際に企画を立て、実行する」
という実践的な内容のため、
グループに分かれ、色々と頭を抱え、
案を出し合いながらも奮闘しております。(今も継続中)
その中のグループの一つが
11月7日に講座を終えたのでそのご報告です。
第一弾グループが行った企画は生産者と消費者をつなげる、
という目的のもので、題して
「誰かに話したくなる「ネギ学」」。
協力して下さった生産者さんは大郷みどり会さん。
大郷みどり会の皆さま本当にありがとうございました!
参加者の方が集合したのち、まずはネギ畑に向かい
ネギの収穫体験。(お天気に恵まれて本当に良かったです!)
ネギに関わらず、野菜を出荷するまでには厳しい規制があり、
その規制に適わなければ、せっかく育てても出荷する事ができませんし、
野菜を育てるという事は自然を相手にする事でもあります。
天候が悪ければ当然それは野菜にも影響を与え、
生産者としては色んなジレンマや不安との戦いである・・・
そんなお話を聞きながら参加者の皆さん、
色んな思いに駆られたのではないかと思います。
お次は作業場の見学と体験。
土の付いたネギの薄皮を空気で飛ばす機械があったり・・・
ネギをテープで巻いたりと、実際に収穫したネギを
出荷するまでの流れを見せて頂いたのですが、
参加者の皆さん、とても楽しんでいた様子。
そしてその後はお楽しみの味覚タイム!
今回は豚しゃぶと焼きネギ、ネギのマリネを
堪能させて頂きました。
大郷みどり会さんが大切に育てたネギが美味しくないわけがありません!
焼きネギはトロリ、ネギしゃぶはシャキシャキっと
まあ、ネギの甘くて美味しいこと!
しかも、ネギしゃぶは一人当たりネギ2~3本は
軽く食べられてしまうくらいあっという間にネギが
胃袋に収まる料理なのです。
そしてこの日はササニシキ、つや姫、金のいぶきの
3種類のお米を食べ比べる事が出来、それぞれの
お米の美味しさを味わい、参加者の皆さん
とても満足されたご様子でした。
そして何より、生産者の方々がとてもフレンドリーで
色んな事を教えて下さるのです。
目の前に当たり前のようにあるネギは
実はありがたいものなんだ、としみじみと感じたのは
きっと私だけではないはず。
最後に生産者の方が言った
「(なかなかネギが真っすぐに育たなくて)
気持ちが曲がりそうだったけど、これを機にまた頑張ります」
という一言が印象的でした。
さて、せっかくなのでネギについての豆知識を少し。
加熱に弱い野菜が多い中、ネギはなんと、
加熱する事で抗酸化力が2.5倍にアップするそうです。
しかも殺菌効果が抜群。
しかもネギの青い部分は緑黄色野菜になり
「フルクタン」という糖がインフルエンザの予防にもなるそうですよ。
風邪が流行り始める季節にネギの美味しい季節になるわけですから
何というか、人の身体と食べ物は繋がっているのだなと思います。
(参考文献:「その調理、9割の栄養捨ててます!」)
さて、食育フェスの第二弾、第三弾、まだまだ続きます!
若干ですがまだお席がありますので、
興味を持たれた方は是非ご連絡下さい。
<第二弾>
「豆腐屋さんになってみよう」
(無農薬大豆でおぼろ豆腐作り!豆腐の食べ比べあり)
日時:11月24日(金) 10時~12時(受付9時45分~)
場所:エルパーク仙台 食のアトリエ
参加費:¥1500
<第三弾>
「国産材料で「肉まん」作り!」
(国産小麦のお話と国産材料で肉まんを作ります!)
日時:12月1日(金) 10時30分~12時30分(受付10時15分~)
場所:エルパーク仙台 食のアトリエ
参加費:¥1500
※どちらの講座も託児があります。(生協あいコープみやぎ組合員200円)
お問い合わせ、お申込み先
↓
NPO法人とうほく食育実践協会事務所(食ラボリトルビーンズ内)
022-797-7063
Email: touhoku_syokuiku@yahoo.co.jp
(touhokuの次は、アンダーバーです)