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とうほく食育実践協会

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巡り巡ったその先は・・・

12月12日に9回目の
食育コンダクター養成講座が
行われました。

今回は前回に引き続き、米澤郷牧場
伊藤幸蔵さんが畜産の事について
お話をして下さいました。

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伊藤さんのお話は前回、非常に濃かったのですが・・・、
今回も期待を裏切らず濃かったです!

講座の後に思ったのが
やっぱり一人でも多くの方に
聞いて頂きたいなあ、という事。

食の現実や目に見えない部分の
情報というのは非常に分かりにくく、
それ故に誤解や目先のものに流されてしまう事が
残念ながら多々あると思います。

例えば価格ひとつにしても
一見他の物に比べて高い、と思うものでも
「何故高いか」というその理由や
そのものに対する生産者の熱意が伝われば
それは納得するものであるという事が
分かると思うのです。


・・・前置きが長くなりました!

さて、今回の伊藤幸蔵さんのお話は
種子法から始まります。

もしかしたら聞きなれない方も
いらっしゃるかもしれませんが、
「種子法」という法律が日本にはあります。

戦後、日本のコメや麦、大豆を守り
安定供給できるように制定された法律なのですが、
その法律が2017年2月に廃止法が閣議決定され、
4月には可決、成立。

種子法は来年2018年4月1日に
廃止される事になりました。

(種子法についてはこちらを是非ご覧に
なって下さい。分かりやすく書かれています。)

あまり一般に知られることもなく
決まってしまったようなのですが、
これは私達にとても関係の深い問題です。
(私達にとって食べる事は生きていく上で必須で、
種子法はその食べる事とダイレクトにつながる問題だからです)

今まで国の保護により、その地域に合った
主要作物が作られていたものが国が保護しない、
という事は種子を民間に託す、という事です。
(因みに、主食の種を民間に託す国はほとんど無いそうです)

この事によって
・価格の変動が激しくなる
・種子の多様性が失われる
・遺伝子組み換えの種が出回る
・日本の食事情がほぼ海外の
企業に占領されてしまう可能性がある

・・・という可能性が非常に高くなります。

日本が日本人の主食となる種子を守らずして
どうするのでしょう?


さて、最初に種子法の話をされた後、
米澤郷牧場で育てている鶏についてお話を
して下さいました。

ここでもディープなお話が
沢山出てきます(笑)。

米澤郷で育てている鶏のすごい所は
「無薬」である事と、エサにもこだわりが
あるということ。
(エサは99%国産で、しかもそのエサも
無農薬だったり出所がしっかりしている所。
何故なら米澤郷で育てている鶏の鶏糞もまた、
田んぼの肥料として使うからです)

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鶏の腸内環境まで気にして育てている所は
そうそう無く、つまり「健康な鶏を育てている」
という事でもあります。


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飼育する数も米澤郷牧場では密飼いではなく、鶏が広々と
過ごせるように飼っているそうです。

そうして健康的に育てているせいか、
匂いがないとの事なのですが、
米澤郷牧場に詳しいスタッフの話では
なんと、鶏舎が近くの道の駅から数十メートル先
なのだそうです。

これって、想像しただけですごいと思うのです。

だって、道の駅のすぐ傍に鶏舎があるのですよ!?

それなのに匂わないって・・・。

何というか、頭にあった
常識がガラガラと崩れていく(笑)


実は家畜の世界は基本薬漬けである、という事を
ご存知でしょうか?

抗生物質、殺菌剤、ホルモン剤、など
薬まみれなのだそうです。

そうして育てられたお肉を人間が頂くわけですから、
それを食べ続けた結果、人間の体に全く何も
起こらない方がおかしい、と思うのは私だけでしょうか?

特に子供達は大人になるまでそれを食べ続け、
そして人の身体は(心も)食べ物から作られていきます。
(食べ物の影響はすぐに身体に出るわけではないので
分かりにくい部分でもあったりするわけですが)

長い目で見た時、自分を含め、身近で大切な
人達を守りたいと思ったら、食の環境を
改めて見直す事はとても大切な事のように思います。

そして、日本では鶏肉は安いイメージがありますが、
ヨーロッパでは一番高いお肉だそうで、
その理由は鶏のエサは穀物のため、エサ代が
他の家畜に比べてかかるからだそうです。


・・・と、色々と書きましたが(本当はもっともっと
この何倍もお伝えしたい事はあるのですが)
さて、色んなカラクリを知る事によって
とても安いお肉には疑問を持ちませんか?

例えば海外のお肉は、燃料までかけているのに
どうして国産のものより安いのでしょうね?

「一体どうしてこんなに安いの?」

・・・何故ならその中身はね・・・・・、

あとはご自分で想像してみて下さいませ!


さてさてさて、今回はなんと、講座の後に
米澤郷牧場で育てられた丸鶏のオーブン焼きと
お米の試食をしました。

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とっても美味しかったのです!
お肉が美味しいのは勿論の事、
料理上手な食育コンダクターの
事務局長が作ってくれたのですから
もう、参加者の皆さん「美味しい~!」の嵐。

やっぱり食べてみないと美味しさは分かりませんからねえ。

ああ、美味しいものって幸せ!

次回の講座は大郷グリーンファーマーズの
副代表である西塚忠元氏が、農業を取り巻く現状を
知る事で見える課題についてお話をして下さいます。

参加者の皆さま、お楽しみに!
















by touhoku_syokuiku | 2017-12-16 16:53 | 食育コンダクター養成講座 初級