とうほく食育実践協会

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食の背景にあるもの

10月30日、7回目の
食育コンダクター養成講座が行われました。

今回のテーマは「流通」。

フェアトレードについて
(株)オルター・トレード・ジャパン
政策室の小林和夫さんにお話しをして頂きました。
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(株)オルター・トレード・ジャパンは
バナナやエビ、砂糖などの食べ物を交易する
会社なのですが、ただ交易しているだけではありません。

環境にも人にも優しい商品の生産方法を現地の方々と
試行錯誤しながら作り、流通させ、現地の方々に
見合った労働環境の提案と実践、そして何より
現地の方々が自立できるようなシステムを
現地の方々と共に築き上げていく・・・そんな会社です。

今回は主に、バナナを通して輸入に関する
問題点やオルター・トレード・ジャパンが
行ている事などを教えて頂いたのですが・・・。

本当に考えさせられました。

きっと日本人の多くが
フィリピンのバナナを何も考えずに気軽に買って
美味しい、美味しいと食べていると思うのです。

勿論食べたっていいんですよ。

美味しいものは美味しいですから。

でも、その背景には過酷な労働を強いられ
働いている人たちや子供達が農薬の被害に
あって困っていると知ったら?

本当に難しい問題だし一筋縄では
いかない事ではあると思うし、色んな意見も
あると思うけれど、でも一人でも多くの日本人が
考えなくてはならない問題だと思いました。

バナナもエビも、日本は海外に依存しています。

でもどうしてこんなに安価で手軽に沢山の量が
市場に出回り、売られているのでしょう?

海外から運ばれるための技術が上がったから?

それも一部あるのかもしれないけれど
安いには訳がちゃんとあったのです。

それが、大規模な生産と過酷な労働。

本来300種類程あるバナナのうち、
1種類だけを広大な敷地に育てるため、
病気になってしまったら一気に広がる危険性が
あるそうです。

その予防として大量の農薬(主に防カビ剤)
をまかなくてはいけない。

日本に来る頃には、その大量の農薬は
揮発して食べられるまでの(農薬の)量に
なって、危険性も殆どなく私達は美味しく食べられる。

だけど、現地の人たちは?

そしてその広大な敷地で育てられた
バナナはフィリピンでは流通はせず
(つまり、現地の人たちは食べられない)
自分達が食べる食べ物を作る土地も
海外に出すためのバナナのために無くなる。

その海外に出すためのバナナの行き先は主に日本。

オルター・トレード・ジャパンの小林さんが
最後に言った言葉が印象的でした。

「フェアトレードの物を沢山売れば良い、
という問題ではなく、そこの人たちが
自立できる(自分達の食べ物も自分達で
育てて食べる事も含めて)ようにして
いかなければならない」

これは日本にも当てはまる部分があるのかもしれません。

日本の自給率はとても低い事は
多くの方が知っていると思うのですが、
他の国に頼り過ぎ無い事、そして何より支配しない事は
考えていかなければならない事だと思いました。

依存と支配のない世界がやってくるのは
いつかは分からないけれど、でも諦めずに
根気よく活動をしているオルター・トレード・ジャパンを
応援していこうと改めて思いました。

さて、オルター・トレード・ジャパンで扱っている
バナナは「バランゴンバナナ」と言います。
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「バランゴン」とはフィリピンに自生する
バナナの品種の名前。

ほんのりと酸味のあるすっきりとした味わいは
あっという間に何本も食べられてしまう美味しさ!

そしてこのバナナは、農薬も化学肥料も使っていない
まさに安心・安全バナナ!

安心・安全バナナを召し上がりたい方、是非どうぞ~。

(株)オルター・トレード・ジャパンの詳しい情報を
知りたい方は是非HPもご覧くださいね!

そして、「甘いバナナの苦い現実」という
DVDが作られたそうなのですが、予告編が
ありますので、是非こちらもご覧になってみて下さいね。







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by touhoku_syokuiku | 2018-10-31 17:04 | 食育コンダクター養成講座 初級