11月8日に食育フェスの
「りんごでおもてなし料理」が
行われましたので、そのご報告です。
秋には美味しい果物が沢山収穫されますが、
その中の1つにりんごがあります。
そのまま頂いてもスイーツに加工しても
美味しいりんごには、もう一つの顔があり、
それはスイーツではなく「食事」の食材に
りんごをアレンジして頂くという事。
意外な組み合わせが想像以上に美味しいのです!
さて、今回は食育コンダクターである
遠藤千鶴子さんと、食育実践協会の事務局長である
前田みさ子さんが講師として料理を教えて下さいました。
まずは「牡蠣のりんご和え」からスタートです。
牡蠣とりんご!?とびっくりしたあなた、
いやいや、すっごく美味しいのですよ!!!
まずは牡蠣の扱い方や茹で方まで丁寧に教えて頂きます。
牡蠣に和えるりんごは皮ごと細かく刻み、
この後作るサラダのドレッシングにも
りんごを皮ごとすりおろしていきます。
今回扱うりんごはネオニコチノイド系農薬を
使わないで育てられたりんごです。
(その話はまた後程お伝えします)
だから皮ごと安心して頂く事ができるのです。
野菜も果物も、皮には豊富な栄養がありますからね。
ドレッシングの作り方も
基本の分量さえ覚えれば応用できる事、
そうすればドレッシングを買わずとも
気軽に美味しいドレッシングが作れていただける事、
ドレッシングは頂く直前に和える事、
そして美味しいサラダを作るコツ、
などなど教えて頂きました。
さて、牡蠣のりんご和えのお次は
「塩麹ローストポークのりんご添え」。
塩麹に漬けておいた肉の表面を・・・
まずは焼いていきます。
オーブンの鉄板にりんごと玉ねぎを
程よい大きさに切り、並べておき
その上に先ほどの肉を乗せ、
オリーブオイルを垂らしたらオーブンで焼きます。
焼いている間に「りんごのおこわ」の
デモンストレーション。
りんごとご飯!?と思ったあなた、
これがまた、いけるんですよ~!
一晩水に漬けたもち米に
豆と・・・
砂糖少々からめたりんごを乗せて蒸す!以上!
そして完成したのがこちら!
すっごくいい匂い!
できあがったおこわはバッドに移します。
あっと言う間に「りんごとさつま芋のシナモン煮」
もできあがり、皆さんと一緒に「焼きリンゴ」を
作っていきます。
芯を取ったりんごにバターと砂糖を詰め・・・
お好みでシナモンを少々。
これをオーブンに入れて焼いていきます。
お肉も焼けました!
スライスしていくと肉汁が~。
美味しそう~!
さて、そうこうしている間にりんごも良い感じに焼け、
それぞれの料理を盛り付けしていきます。
まずは牡蠣のりんご和え。
牡蠣とりんごってこんなに相性がいいんだ!
と感動した方、多かったと思います。
りんごの爽やかな酸味と甘味が
牡蠣の美味しさを引き立てるのです。
まさにおもてなし料理!
りんごのサラダはスモークサーモンと一緒にどうぞ。
絶品ローストポークはりんごと玉ねぎと一緒に
食べると更に美味しい!
りんごのおこわは農薬不使用の菊を散らして。
りんごとさつま芋のシナモン煮。
さつま芋の美味しさとりんごの美味しさって
本当に相性がいいのです。
シンプルなのに美味しい!
ほっこりする優しい味です。
そして焼きリンゴのアイスクリーム添え。
これがまた、びっくりする程の美味しさ!
「焼きリンゴは生クリームもいいんだけど、
アイスもすごく美味しいんだよ」
と言っていた前田さんの言葉に納得です。
皆さんのテーブルから「美味しい」の
声が沢山響いていました。
この後は、食育コンダクタースタッフによる
りんごのクイズがありました。
「1日1個のりんごは医者いらず」
という言葉があるように、りんごは
美味しいだけではなく栄養価も高く
私達の身体を元気にするよう働きかけてくれる果物です。
そして今回扱わせていただいたのが
りんごをはじめ、果物は農薬無しで育てるのが
大変難しいと言われています。
その難しい事をあえて挑戦し、減農薬で果物を
育ててくださっているのが天童果実同志会の皆さんです。
(今回、本来ならば食育フェスに来て頂く予定だったのですが、
お忙しいとの事で、残念ながら今回は急遽、予定が変更となりました。
楽しみにしていた皆さま、ごめんなさい。)
減農薬といっても実はさまざまなのですが
ネオニコチノイド系農薬を使っていないというのが
大きな特徴となり、じゃあネオニコチノイド系農薬って
何?という話になるのですが、
実はネオニコチノイド農薬は、表面を洗っても
取れるものではありません。
何故なら水と一緒に植物の隅々まで浸透
してしまうからです。
(一度、ネオニコチノイド系農薬について
調べられることを強くお勧めします。
ネオニコチノイドはミツバチを減らしてしまう事が
分かっており(帰巣本能を侵すそうです)、
そして恐ろしい事に、人の神経発達障害と
関連する可能性があるとEUが公式発表しています。
勿論EUでは使用の規制がなされているのですが、
日本は残念ながら緩和の方向です。
緩和どころか増え続けています。
私達は食材を通して一緒に考えてほしいと思っています。
環境を守り、安全な食べ物を食べられるには
どうしたらいいのか。
どうか、一緒に考えてほしいと思います。
次回の食育フェスは11月20日です。
お楽しみに!