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とうほく食育実践協会

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家族や地域を大切にするという事

12月3日に11回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は循環型第一次産業の「農業」をテーマに
山形県置賜郡にある米沢郷牧場の事務局長である
阿部均さんに来て頂き、米沢郷牧場の取り組みについて
教えて頂きました。

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米沢郷牧場は「自然循環型農業」を目標にした
有機農業者の組織です。

この「循環」というのが、例えば
米沢郷牧場では鶏肉用の鶏を育てているのですが、
その餌となるお米は自分達で育てた飼料米。

そしてもみ殻は鶏舎に敷かれ、その上で鳥達は
過ごすのですが、その鳥達がいなくなった後、
鶏糞を発酵させて田畑や果樹園の肥料にする・・・
というように、一見ゴミとなりそうなもみ殻や
鶏糞を利用し循環させていく取り組みをしているのです。

ちなみに日本の肥料の輸入率は高いそうで、
その肥料を国産でまかなっている所はなかなか無いそう。

そしてその取り組みを聞いていると
それには無駄は一切なく、そこにあるもの、例えば
土の中の微生物などの力を最大限生かすように
「手を添える」ような農業をしているよう、印象を受けました。

さらに米沢郷牧場が大切にしているのが
「家族経営」。

独占するような大きな企業を目指すのではなく
家族経営の農家を大切にする、というのが今も昔も、
そしてこれからも米沢郷牧場が大切にしている事の1つだそうです。

家族経営を成り立たせるためには
年齢にあった働き方が大切、と阿部さんは言います。

若者は力仕事を、高齢の方は智恵や技術を
伝えると共に剪定などの仕事を、そして
女性たちは加工品を作ったり郷土料理の伝承を。

そうした家族経営の成り立ちによって
年間の労働配分とリスク分散を図っているとの事。

さらに、それぞれの生産者が思い入れの強い
野菜や果物を育てているため、例えば
ブドウなどは様々な品種を育てているそうです。

「思い入れが強いだけに、作り手に喋らせたらきっと
ずーっと(その作物の事を)喋っていると思うよ」
と笑いながら話す阿部さんのお顔はとても穏やかで
なんだか嬉しそうで、きっとそんな生産者の方々を
誇りに思っているのだろうなあ、と思いましたし、
その生産者の語りも聞いてみたいなあとも思いました。

一生懸命な方々のお話は心に響きますから。

さて、米沢郷牧場は学校給食の取り組みもしているそうです。

羨ましい~!!!!!

家族や地域を大切にするという事_b0297136_15583244.jpg
残念ながらブラック化が進む食の世界で、
米沢郷牧場のような循環型農業かつ
有機農法を行なっている所のお米や野菜が
食べられるなんて!!!

身体と心を作るのは食べ物の力が大きく
(私達はそれを忘れがちですが)
安心安全の食べ物を子供が食べられたら
それは素晴らしい事です。

更に米沢郷牧場では「消費者と顔の見える関係」
も大切にしているため、交流会も大切にしているそうです。

地域を大切にし、家族経営を大切にする事と
「循環型農業」の農業は根底が一緒のような気がした
今回の講座でした。

阿部さんありがとうございました。

次回は畜産についてです。

お楽しみに!









by touhoku_syokuiku | 2019-12-06 09:26 | 食育コンダクター養成講座 初級