とうほく食育実践協会

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2018年 11月 07日 ( 1 )

こだわり抜く力と守り抜く力

11月5日に8回目の
食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は「生産・加工」という事で
平田産業有限会社 営業部 中村達也さんより
油の話をして頂きました。

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平田産業は、創業明治三十五年の
油のメーカーなのですが、そのこだわりが
すごいのです。

いくつか油を販売されているのですが、
今日は菜種油についてお話をして下さいました。

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私も普段愛用させて頂いているのですが、
そこまでのこだわりを知らずに使っていたので
今回のお話を聞いて大変感動しましたし、
菜種油について色んな角度から知る事が出来た為、
ぐっと愛着が湧いた事は言うまでもありません。

私達は普段、知ろうと動かない限り
もしくはアンテナをしっかり張らない限り
食の裏側や食の事情というものを
知る事ができないのではないかと思います。

普段生活をしていて
テレビのコマーシャルや
店頭に華やかに飾られている食品、
どうして?と思えるほどに気軽に
手に取る事のできる数々の食品に
疑問を持つ人が一体どの位いるのでしょう?

毎日摂る食べ物から私達の身体は
作られているはずなのに、
食べる事が当たり前過ぎて
その食べ物がどこからきて、どのように
作られて、私達の身体にどのような
作用をするのかを知らずに手に取る。

それは実は危険な事であり、私達の
健康を損ねるものである、という事を
中村さんのお話を聞いて改めて思いました。

食べ物の値段には必ず理由があります。

平田産業が販売している菜種油は
とにかく原料へのこだわりがすごいのですが、
まず、遺伝子組み換えをしていない菜種を
使っている、と言う時点ですごいのです。

何故なら国内で流通している菜種のほとんどは、
遺伝子組み換え不分別のものだからです。
(それはつまり、ほぼ遺伝子組み換えで
あるという事です)

そして菜種は主要な遺伝子組み換え作物の1つ。
(菜種を作っている国の99%が遺伝子組み換えの
ものだそうです)

遺伝子組み変えの何がいけないのかと言うと、
その実態がまだよく分かっておらず、人の身体にとって
安全であるという確固たるものが確立できていないから。

それはつまり、摂り続けた結果、人の身体に
どのような作用を及ぼすのかが
はっきりと分かっていないという事。

そのため、ヨーロッパを中心に疑問を持つ人が増え
遺伝子組み換え食品に対する反対の声が上がっているそうです。

で、平田産業は菜種専用のコンテナを使い、
遺伝子組み換えの菜種栽培禁止の
南オーストラリア州の生産者の方から
菜種を仕入れているそうなのですが、
毎年現地を訪問し、交流し、これからも遺伝子組み換えを
していない菜種を作ってくれるよう
お願いをする(約束をする)、と言う活動もしているそうです。
(我が協会の理事長も数年前に参加したそうです。
私もいつか行ってみたいなー!)

どうかこれからも安心な菜種を作り続けて
くれますように!と祈った事は言う間でもありませんし
安全な菜種油を作って下さる平田産業の存在が、
本当にありがたい・・・。


さて、平田産業のこだわりはここまでではありません!

その先の加工にも表れていて、
搾油方法は「圧搾一番しぼり」。

昔ながらの製法で、
美味しい部分を頂ける製法です。

一般の油のメーカーは、その絞った
カスにまだオイルが残っているため
ノルマルヘキサンという溶剤を使用し
すっかり油を取るそうです。

その溶剤は熱を加える工程の時点で
揮発するため、油には残らないそうなのですが、
ノルマルヘキサンという溶剤を使った油は
コシが弱いのだとか。

「油のコシが弱い」と言うのはつまり
劣化が早く、揚げ物をした時に何回も
使えないという事。

長く使える良い油を使うのか、
何回も取り換える必要のある安い油を使うのか、
そう考えたら意外に、一見値段の高く見える
正当派な油はコスト的に見ると、
安いかそれ以上なのかもしれません。

せっかくなので今回は平田産業の油と
一般的に売られている油と比較してみる事に。

サツマイモを素揚げして食べ比べてみたのですが・・・
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面白い事に、一般的に売られている油は
揚げている最中に早くも劣化が始まり、
しかも油の匂いが少々キツイのです。

もわっとする油の匂い。

比べてみると面白いものですね。。。

平田産業の菜種油が出来上がるまでに
一般的なメーカーの何倍も
時間も手間もかけられて丁寧に作られている。

その事を知る事が出来たことは
本当に良かったと思います。

誰が作っていて、どのように作られているのか。

その背景を知る事は、
作り手と繋がりを持つことであり、
そして商品を通して感動や感謝が
広がるように思います。

それらは目に見えるものではないけれど、
その「見えないもの」が様々なものを
豊かにしていくのではないでしょうか。

もっともっとお話を聞きたかったです!

とても良い時間でした。

ありがとうございました。
























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by touhoku_syokuiku | 2018-11-07 22:54 | 食育コンダクター養成講座 初級