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とうほく食育実践協会

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カテゴリ:食育コンダクター養成講座 初級( 27 )

2019年度食育コンダクター養成講座募集開始!

湿度の高い日が続きますね。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

湿度の高い日が続くと、体調等
下り坂になる事が多いと
よく耳にしますのでどうぞ
お気をつけてお過ごしくださいね。

さて、2019年度食育コンダクター養成講座が
9月10日~開催される事となりました!

一言に「食育」と言っても多岐に渡り
栄養を中心に行う食育もあれば
文化的要素を重視する食育もあります。

私達とうほく食育実践協会が主催する
食育とは
「目の前にある食べ物が
どのように作られているのか、
食の安心や安全とは一体どういう事なのか」
という事を中心に伝えています。

この事は普段の生活ではなかなか見えてきません。

今の世の中は
「コマーシャルをしている=良いもの」
「安い=家計を助けるもの」
という傾向が強く、その視点に偏りがちです。

決してコマーシャルが悪い訳でも
安いのが悪い訳でもありませんが、
個人的に「視点が偏ってる」事に危機感を感じます。

人生全てにおいて言える事なのかもしれませんが、
私達は「選択」する自由があり
「選択」する必要があります。

ただ、しっかりと意志をもって「選択」
できるようになるには知識が必要です。

野菜やお肉、魚や果物。

私達が口にする食べ物の多くが
どのように作られ、その結果どうなっているのか、
どんな事が問題になっているのか。

そして私達に出来る事は何なのか。

家族を守るために、どんな事をすればいいのか。

そして環境を守るために私達は
どんな「選択」をすればいいのか。

普段接する事のできない生産者や
専門家から沢山のお話が聞けることと思います。

是非、一人でも多くの方に受講して頂いて
周りの方々に伝えていって頂けたのなら
こんなに嬉しい事はありません。。。

小さな一歩の積み重ねはやがて大きな1歩になります。

皆様にお会いできます事、楽しみにしております!!!

詳細・お申込みはこちらからどうぞ。



by touhoku_syokuiku | 2019-07-16 16:47 | 食育コンダクター養成講座 初級

栄養満点、と言う名の愛情

3月12日に2018年度食育コンダクター養成講座の
最終講座が行われましたのでそのご報告です。

養成講座最後の講座は調理実習を行ったのですが、
今回は特別に食育コンダクター養成講座を知りたい人のために
限定5名のゲストさんの申し込みを受け付けた所、
キャンセル待ちが出る程のありがたい反応を頂きました!

今回お呼びした講師は以前、生協あいコープみやぎの
商品カタログに料理レシピを載せたり、地区企画の
料理提案をする活動を長くしていた料理提案グループ
「ごっつあんです」メンバーの小島里美さん。

きっとどこかの地区で、お料理を作ってもらった
経験のある人も多いはず。




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小島さんは現在、厚木市の認可保育園「くれよん保育室」にて
安全で素性が確かな食材で温かい手作りの給食と
おやつを子供たちに作っています。

くれよん保育室は生活クラブ
(生活クラブとは「生活クラブ生協」で
国産、無添加、減農薬など独自の基準を
設けているこだわりの安全食材を扱っている生協)
の組合員が育てた保育園とあって、
給食で使う食材は生活クラブのもの。
(なんとも子供たちがうらやましい!!!)

しかも洗い物も純石けんを使い、合成洗剤に頼らないという
取り組みもされているそうです。

今回は「ある日の給食とおやつ人気メニュー」と題して
三色そぼろ丼、味噌玉、お豆腐団子の
作り方を教えて頂きました。

まずはお豆腐団子からスタートです!

材料を混ぜたら一口位の大きさにし、

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蒸し器で蒸していきます。
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受講生の方も挑戦。
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そして蒸しあがったらきな粉とまぶして出来上がり!

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この豆腐団子は子ども達にも人気なのだそうです。

とても簡単だし、子供のおやつにぴったり!

お次は三色そぼろ丼です。

こちらのそぼろ丼はお肉ではなく
サバ缶と凍り豆腐を使うのですが、
くれよん保育室ではカルシウムと良質な
タンパク質をいかに摂取するかを大切に
しているとの事。

凍り豆腐は栄養が豊富だし、サバ缶も
骨ごと美味しく頂けますから、子供にも
大人にも嬉しい一品です。

凍り豆腐は水で戻したものを使用したのですが、
この戻し汁も味噌汁に使ったりと無駄にはしません。
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サバ缶は勿論汁ごと使用します。

あとは汁気が無くなるまで炒って味を整えたら完成!

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ほうれん草は家庭ではそのまま茹でますが
保育園では大量のほうれん草を茹でる必要が
あるため、先に切るのだそうです。

「根本の部分が美味しいから根本まで頂きます」
と小島さん。

ほうれん草は茹で上がったら調味料でさっと和えます。
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人参も出汁と調味料で煮ていきます。
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ここまで出来たら最後は味噌玉作りです。

味噌の中にお好みの具材と削り節を混ぜたら・・・
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ラップで丸くします。

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完成!あとはお湯を注ぐだけ。

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そして今回の料理の完成品がこちら!

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他にもおやつを紹介して下さいました。

ふるふるみかん。

柔らかいババロアの食感、
そしてなんだか懐かしい味。

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バナナパウンドケーキ。

なたね油とヨーグルトが入った優しい味。
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さつまいもクッキー。

ソフトクッキーなのですが、さつまいもの甘さが
効いていて食べると嬉しくなります。
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口にした瞬間、身体が喜ぶ美味しさとはこの事!
と思えるものばかりで、心の底から毎日こんな
料理を食べられる保育園の子供達は幸せだなあと思いました。

すべて本当に優しい(心のこもった)味。

きっとこんな優しい味を食べ続けたのなら
優しい人間が育つのではないかと
そんな事を思いました。

そして、くれよん保育室の給食の取り組みを
写真を交えながら教えて頂きました。

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和食を中心にしている事や
季節感を大切にしている事、
できるだけ安心安全な国産(地元)の
食材を使用している事などなど
栄養だけではない部分も大切にしているそうです。

出汁も煮干しと昆布で取っているとの事だったのですが、
春になると子供たちと一緒に出汁作りをするそうです!

その時に煮干しを食べてみたり
昆布をしゃぶってみたりするのだとか。

なんだかお話を聞いていたら楽しそうな光景が
目に浮かんできました。

自分が食べるものがどんなものから作られているのか
楽しみながら知る、実際に食べてみる、
それを子供の頃から体験する事ができるなんて
とても良いな、と思いましたし(何といっても
食は命の源ですから!)参考になったと
思う方も多かったのではないでしょうか。


さて、調理実習が終わったあとは
養成講座の修了式が行われました。

受講生の皆さま、本当にお疲れ様でした。

9月から始まった養成講座でしたが
専門家や生産者の話を実際に聞いて
皆様はどう感じ、何を思ったでしょうか?

皆さんの大切にしたい方々へ
どうぞ学んだ事を語り継いでほしいなと思います。

そしてぜひ実践協会の仲間として色んな活動を
共にできます事を心より願っております!

皆様と出会えた事、とても嬉しかったです。

感謝を込めて。






by touhoku_syokuiku | 2019-03-18 16:15 | 食育コンダクター養成講座 初級

食育企画論

あっという間に3月に入りましたね。

今年は一番寒いはずの2月が暖かく
そのまま3月に突入するという
何だか不思議なお天気でした。

さて、3月5日に食育コンダクター養成講座が
行われましたのでそのご報告です。

今回の講座で実は座学は最後となります。

最後の座学は「食育企画論」。

仙台青葉学院短期大学 教授 小野瀬剛志先生から
企画の立て方のポイントや考え方などを教えて頂きました。

「何かやろう」「何かを発信したい」と思った時に
それを具体化するにあたってどんな事を考えていけばよいのか、
行動の起こし方や必要と思われる事、などなど分かりやすく
具体例を交えながら教えて頂いたのですが、
とにかく「相手を知る」、「相手にいかに寄り添うか」という事が
大切なのだな、と思いました。

相手そっちのけでこちらから発信しても
それは相手に入って行かない、というお話を
聞いた時、確かに自分自身を当てはめて考えた時
それはそうだと納得です。

だからこそ最初のうちは細かく計画を立てる事や、
下準備やリサーチが必要なのだという事が
腑に落ちた方も多かったのではないでしょうか。

そして小野瀬先生が学生たちに興味を
持ってもらうため、行っているワークシートを
受講者の方々にも実際にやって頂いたのですが、
それは原材料のみ書かれたものを見て
「さてこれは一体何の加工品でしょう?」
と当てていくもの。

小野瀬先生は
「こうして改めてみると、私達は知らないものを
知らず知らずのうちに食べているんですよね」
とおっしゃっていたのですが、本当にその通りで
それが良い、悪いは別として、私達の周りにある
加工品が一体どんなものから作られているのかを
もっと意識する事は必要だと思いますし、
そのきっかけになるものとして、このワークシートは
分かりやすくて良いきっかけになるのではないかなあ、
などと個人的に思いました。

他にも、
「自給自足の生活をすると餃子を食べるのだって3年位かかる」
という事など(本当に自給自足のみであれば、餃子の皮のための
小麦を育て、中の具の野菜を育て、豚を育てあげたうえに
それを肉にするという工程がかかるのです)
食べ物への理解不足をどうやって知らない人に伝えていくのか、
命を頂くという事をどうやって知らない人に伝えていくのかなど、
どうしたら自分の伝えたい事を
「知らない」人に伝えていけばよいのか
日々自分自身がアンテナを張っていく必要があるのだなと
思いました。

食育と言ってもそれは多岐に渡るとは思うのですが
自分がその中の何を伝えたいのか、それがあれば
技術は後からついてくる、と小野瀬先生。

受講生の皆さんが卒業した後、
何を伝えたいのか、そしてそれを
発信していかれる事を期待しております。

さて、次回は最後の講座になるのですが、
最後は調理実習です!

皆様お楽しみに。














by touhoku_syokuiku | 2019-03-07 10:11 | 食育コンダクター養成講座 初級

石けんと環境と人生と

2月15日に食育コンダクター養成講座が
行われましたのでそのご報告です。

終盤に近づいた16回目の今日は、「環境」について
岩出山家庭ハム社長 高崎かおりさんより
石けんの基本のキのお話をして頂きました。

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食育実践協会は「石けん派」の協会です。

「石けん派」???
と思った方のために少し説明をさせて頂きますね。

普段「洗う」ための洗剤は色々なものがあり、
台所洗剤
洗濯用洗剤
掃除用洗剤
シャンプーやボディソープ、
ハンドソープや歯磨き粉など多岐に渡りますが、
その多くは合成洗剤と言われるものです。

そして合成洗剤ではなく「石けん」で
作られたものも勿論あるのですが、残念ながら
こちらは少数派です。

では何故出回っているうちの90%以上が
合成洗剤であるに関わらず、何故「石けん」を使うのか、
何故「石けん」を選ぶ必要があるのかなどなど
環境の事に対しては勿論の事、その先の
「そもそも何故石けんなのか」
という部分をお話して頂きました。

「洗う」という行為が過剰になっている、
という高崎さん。

過剰になっているからこそ
強くて持続する香りが付けられたり
1回着ただけで大して汚れていないものを
「洗わなくては」と洗ったり。

その結果残念な事に、大量の合成洗剤が
排水溝に流されたり香りの被害に合う人が
増えてしまったりと、気が付けば私達の
周りでは「洗う」という行為が
害を及ぼし始めているのが今の現状です。

環境を大切にしよう、地球を守ろう、
そう思っている方は決して少なくはないはずです。

けれども、その思いは残念ながら
「使っている身の回りの洗剤」まで
意識されている方はほんの一握りで
それに関わらず環境に対して合成洗剤の
及ぼす威力というのは、実は私達一人一人が
本気で考えていかなければならない位
驚異的で破壊的である事を知る必要があると思います。

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誤解を恐れずに言うならば、
私達はある意味「自分達で考える隙を与えられない」位
外部からの情報に溢れていて、気が付けば
コマーシャルや店頭に飾られている広告に
支配されていると言っても過言ではない、と高崎さんは言います。

ハッとした方、多かったのではないでしょうか。

洗剤のコマーシャルで
「香り長持ち」
「繊維の奥まで真っ白」
「すすぎが1回で大丈夫」
などなど、有名人がにこやかに言う
その洗剤の効果をそのまま鵜呑みにしていませんか?

家庭で洗う洗剤や柔軟剤が排水溝から
流れた後、それらがどれほど環境に負担をかけているのか、
残念ながら大切な事はコマーシャルや華やかな広告では
教えてくれません。

だから私達は学び、自分の足で情報を探し、
1つの物事を色んな方向から見る必要があり、
その上で「自分が何を選ぶのか」選択する
必要があるのだと思います。

石けん生活は「手作りご飯」と
似ているように私は思っているのですが、
自分や家族の体調を考えてご飯を作る。

例えば減塩を気にしている方であれば
塩を少なめにするだろうし、油を気にしている
人であれば良い油を使って調理をすると思います。

そうやって自分の手で良い塩梅にアレンジする。

これが一般的なお惣菜やレトルト食品であればそうもいきませんね。

洗剤も同じで、高崎さんのお言葉をお借りするならば
石けんを使うという事は家族や自分の汚れに対して
向き合う、という事。

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何故なら石けんは衣類や食器が汚れていたら
泡立ちがぐっと減るからです。

合成洗剤のように、汚れ関係なしにブクブクと泡立たないため
汚れているなと思ったら石けんを足す、という
事をしなくてはならないのですが、これを面倒だと思うか否か。

高崎さんは「五感を使う」という言葉を
何度も言っていました。

石けんを使う事は豊かな人生を送る上での
手段にすぎず、その先にあるのは「良き人生」とも。

よき人生を送るために、自分は何を選び
何を使い、何をどう感じたいのか。

皆さんはどんな選択をし、
どんな人生を歩みたいと思いますか?

さて、高崎さんから受講生の方に向けて
力強いメッセージや自分の立ち位置、
そして自分が「何を伝えたいのか」
知る事の重要性などもお話頂きました。

受講生の皆さんが卒業した後、
自分の軸を持って活躍されます事を
期待しています!



 










by touhoku_syokuiku | 2019-02-20 10:47 | 食育コンダクター養成講座 初級

自分で自分の事を決める

立春を迎え、暖かい春にまた近づきましたね。

とはいえ、この時期は気温差があり
暖かいと思ったら急に寒くなるという日が
あるのでどうぞ皆さま、お身体には十分気を付けて
お過ごしください。

さて、2月1日に15回目の食育コンダクター養成講座が
終了いたしましたのでそのご報告です。

15回目は「消費現場」という内容で
消費生活専門相談員の矢作礼子さんに
お話をして頂きました。

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矢作さんのお話は毎回面白くて
実際にあった事例を交えながらお話をされるので
聞き手の心をグイグイと引き込みます。

今回は「買う」という事について2つの
方向からお話をして頂きました。

1つは「買う」という精神的、倫理、哲学的な方向、
もう一つは「買う」という行動について。

1つ目の精神的、倫理的、哲学的な方向という事について
なのですが、「エシカル消費」という言葉を
耳にしたことはありますか?

エシカル消費とはより良い社会に向けた
人や社会、環境に配慮した消費行動の事だそうです。

例えば・・・
・エコ商品を選ぶ
・寄付金付きの消費を選ぶ
・フェアトレードの商品や障がいがある人の支援に繋がる商品を選ぶ
・地元の産品を買う
・被災地の産品を買う
・認証ラベルのある商品を選ぶ
             ・・・等々。

自分が人や社会や環境に対して
どんな消費をしたいのか、考え選び消費する。

これがエシカル消費なのだそうです。

忘れてはならないのが、物を買うという行為は
作っている人を支える、という事。

日本はどんどん「自分で自分の事を決める」
という考えになってきていて、それは情報や
知識も自分自身で得る、という事も含まれるそうです。

自分で調べる手間はあるけれど、
それは言い換えれば自分の理想や
どうなりたいのかを反映する事ができる(=買う事ができる)、
と矢作さんは言います。
(私達食育実践協会は、この基準を知ってほしくて
様々な活動をしていますので、どうぞ
皆様の情報収集源として我々協会をお使い下さい!)

そして、「意図して買う」という事は誰でもできる事ではないし
ある程度成熟した社会でなくては出来ない事、
そしてそれを実際に考えて行動できる人は
世の中では少ないかもしれないけれど、
それでも行動し続ける事が大切、という言葉がとても印象的でした。

自分が買うものはその先の人を支える。

今一度、目の前の少し先を考えてみてはいかがでしょうか?

きっとそれは、世界が広がるきっかけに
なるのではないかと思います。


さて、後半は契約の事についてお話をして下さいました。

「買う」という事は契約するという事なのですが
少しでも困った事があったらまずは消費生活センターへ
連絡をするのがベストなようです。

何故ならインターネットで解決しようと思った所、
(例えば○○の解決をします、というものに申し込んだ)
二次被害に合う方がいらっしゃるからなのだとか。

消費生活センターへ連絡をすると、もし専門外でも
その問題の専門の所を紹介してくれるそうです。

インターネットでお買い物をした経験は
ほとんどの方があるのではないかと思うのですが、
インターネットは取り締まりが非常に難しいので、
特に情報商材などは気を付けて下さいとの事でした。

インターネットの世界は玉石混交。

便利なもので日常に溶け込んでいるからこそ
自分自身で調べ、判断する必要があるのだと思います。

そして困ったら消費生活センターへ!
(宮城県は022-261-5161、仙台市は022-268-7867です)

世の中目まぐるしく変わっていますからね。

電子マネーに仮想通貨、何だか一生懸命
ついていかなくてはならないなあ・・・と
半分ついていけない自分に少しぼやき気味です(笑)。

さて、次回の養成講座は2月15日です。

環境の事について一緒に考えていきましょう。

お楽しみに!










by touhoku_syokuiku | 2019-02-05 10:55 | 食育コンダクター養成講座 初級

安心と信頼を視覚化するということ

1月22日に食育コンダクター養成講座が
行わましたのでそのご報告です。

14回目の講座では大郷グリーンファーマーズ
西塚さんをお迎えして「規格・認証」について
お話をして頂きました。

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認証と一言で言っても様々あり、
一者認証から三者認証まである事、
(因みに公平な立場の認証は三者認証で、表示もできる)
そして「管理体制」に対する認証もあれば
「製品」に対する認証もあり
その種類や違いなどを分かりやすく
教えていただきました。

更にはこの認証の「基準」はどのように
決められるのかなども教えて頂きました。

大郷グリーンファーマーズの野菜やお米は
その多くが認証を取っているのですが、
これはとてもすごい事なのです・・・。

何故なら認証を取るという事は
毎年更新をしなくてはならない為、
手続きのための時間(事務的な事や
研修など)も経費もかかるからです。
(詳しくはこちらを是非読んで頂きたいです!)

それでも認証を取り続ける理由は
「信頼を得るため」で、
見ず知らずの人にも安心を届けるために
そして安心を求めている人のために
目に見えない「安心」を視覚化して
届けるためなのだそうです。

「認証を得たからと言って極端に売り上げが
上がるわけでもないけれど、信頼を得るために
(認証を)取り続ける事は覚悟がいる事」
という西塚さんの言葉にグッときた方、
多かったのではないでしょうか。

有機農産物の規格は
土力(ちりき)を大きくする事が求められ
土の力をいかに高めるかが必要になってくるそうです。

そのため、土の力を高める微生物や
堆肥にも気を配る。

私達が今生きている世界は循環しています。

食物連鎖、という言葉は学校で習ったと
思うのですが、もう少し詳しく見ると
食物連鎖というのは「生食連鎖」と「腐食連鎖」から
成り立っていてそしてぐるぐる回っています。
(腐食連鎖、というのは分解すること。虫や微生物の
存在のお陰でこの地球上は綺麗になっています)

「その循環の中に有害なものを入れてはいけない」
という西塚さんの言葉は本当に力強くて
西塚さんの農業に対する姿勢を見た思いがしました。

この「循環」は人間である以上、そして
地球上にいる以上、離れられない事だと
思います。

人間の体も、心もそうです。

有害なものを入れるとそれは必ず
時間を経て戻ってくる。

それは別に祟りでも何でもなく
「循環」という視点を持てば
納得がいくのではないでしょうか。

人の身体は食べ物で出来ています。

身体だけではありません、心も食べ物に
大いに左右されます。

だから自分や家族の身体をどう扱いたいのか、
そしてどうなりたいのか明確になった時、
何を(どんなものを)選ぶのか、
という選択ができるようになるのではないでしょうか?

そして確かなものを選びたい時
確かなものを一生懸命作っている人がいて、
その存在を知っていたのなら
こんなに心強い事はないと思います。


さて、今回は西塚さんの所で育てている
「平飼いこめたまご」の試食をしました。

お米は勿論大郷グリーンファーマーズのもの。

西塚さんの所にいる鶏たちは野菜クズを食べたり
お米を食べて育った鶏です。

だから黄身の色がレモン色。

黄身の色はどうにでも変えられるそうです。

オレンジにしたければマリーゴールドを
食べさせたりするそうなのですが、
黄身の色が濃ければ美味しいかと言えば
それはまた別の問題。

惑わされてはいけません。

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そしてこちらがつぼみ菜のお浸し。

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大郷グリーンファーマーズの野菜は
とても美味しいのですが(勿論お米も!)
西塚さん曰く
「有機野菜で育てるとアミノ酸が多く残る」
らしいのです。

それが旨味とコクになるとの事。

食べてみたい!と思った方、食Lab Little Beans
では大郷グリーンファーマーズのお米も野菜も扱って
おりますので是非いらして下さいね。










by touhoku_syokuiku | 2019-01-25 12:47 | 食育コンダクター養成講座 初級

どう予防するかを知る事

1月18日に13回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は「食品衛生」という事で
宮城野区保健福祉課 衛生課 食品衛生係の方が
お越しくださいました。

一言で「食中毒」と言っても様々な
原因があり、細菌やウイルス、自然毒
(キノコやフグなど)、化学物質、
寄生虫なども挙げられるそうです。

そして季節によっても流行るものがあり
冬の時期は空気が乾燥するため
ウイルス性のもの(ノロウイルス)が
流行るのだとか。

確かにノロウイルスが流行るのは冬ですものね。

そして食中毒に対する対策なども教えて頂きました。

どういう状況で菌やウイルスが増えるのか、
増やさない為にはどうしたらいいのか、
菌をやっつける為にはどうしたらいいのか。

お話を聞いていて「過信しない」事が
大切なのだな、と思いました。

新鮮だからと言って生肉を食べたり
大丈夫だろうと中まで火が通っていない
ものを食べたり。。。

そして、買い物をするときは
生鮮食品は一番最後!そして買ったら
足早に帰る事!(そして冷蔵庫へ)という流れも
大切な事なのだそうです。
(菌を増やさないこの行動は美味しさをキープ
する事にも繋がりますしね)

そして講座の後半は実際に手洗いをして
どの位汚れが残っているかを見てみよう!
という事で専用の機械を使ってチェックもしてみました。

皆様いかがでしたでしょうか?

是非ご自宅でも実践してみて下さいね!








by touhoku_syokuiku | 2019-01-21 19:30 | 食育コンダクター養成講座 初級

大切に思うことの順序

12月7日に11回目の養成講座が行われました。

前回に引き続き、米沢郷牧場の伊藤幸蔵さんに
畜産についてのお話をして頂きました。

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米澤郷牧場では美味しい鶏肉を生産しています。

で、鶏を育てている上で大切にしている事があり、
それが
・全飼育期間、無薬飼育を行っている
・鶏舎は開放型で飼育を行っている
・飼料にもこだわり、鶏を健康に育てている
・アニマルウェルフェアを重視している
の4つ。

これは本当にすごい事なのですよ。

無薬飼育を行っているという事なのですが
畜産の世界は今、家畜が「薬漬け」の状態
なのだそうです。

が、これは「何を先に大切にするか」で
変わってくる、と伊藤さん。

どういう事かというと、「儲け」が先に
あったら薬を使わずにはいられないのだそうですが、
鶏が「健康でいられるには?」という事が先に
あったら、その対処の仕方は変わってくるとの事。

米沢郷牧場では、鶏が「健康でいられるには
どうするか?」を考え、無薬で育て、しかも
無薬でも殺さないで育てる、を優先した結果
今があるそうです。
(ちなみに鶏を健康的に育てるには
腸内環境をよくする、そして運動だそうです。
人間と一緒だー!)

今は飼料米も作り、トウモロコシを減らして
米を与えているそうなのですが、米はトウモロコシより
タンパク質が少ないのでその分大豆を増やさなければ
ならない。

けれど、遺伝子組み換えでない大豆は高い・・・などなど
頭が痛い部分が多々あるそうなのですが、
それでも日々「今出来る事は何か」を実践されている
姿が想像でき、頭が下がる思いでした。


そして畜産に関わる怖いお話も。

家畜は基本、薬漬けで育てられて
いるそうなのですが、なんと
国内の鶏肉の半数以上が抗生物質の
耐性菌を持っている事が分かったそうです。

これは・・・本当に怖い事です。

実は私達、間接的に抗生物質を摂取している可能性が
高く(可能性が高い、というよりほとんどの人が摂取)
それは家畜に残留した抗生物質。

抗生物質は使い方をしっかりすれば
人の命を救ってくれる大切な薬です。

だからこそ怖いのが、その抗生物質が
効かないとういう事態。

耐性菌を持つ家畜が増えるという事は、
その先にその肉を食べる人間の存在が
あり、それはすなわち、家畜と同じ運命を
たどる人間の姿が時間差であるという事なのではないでしょうか。

今の畜産の目指しているものは
独占と大規模化。

それが効率的で良いと思うのか、それとも
選択肢が無くなっていると思うのか
それは人それぞれだけど、選択肢が
無くなっていくのは危険である、と伊藤さんは言います。

私達消費者は岐路に立たされているようです。

生産者を守るのは誰か?

それは消費者です。

私達はどんなものを日々食べたいのか
何を守りたいのか、それを明確にし
伝え続けなくてはいけないのではないかと
思います。

この世界は私達だけのものではないし
私達で滅茶苦茶にしてもいけない。

将来の子供たちのために
今私達ができる事は何なのか、考えさせられます。

ちなみに米沢郷の商品は
一般のスーパーで買う事はできません。

何故なら、米沢郷ではお米にしても
お肉にしてもストーリーを伝えたいという
思いがあり、それを知らないとただ「高い」で
終わってしまうからだそうです。

交流し、伝え、そして分かってもらえる人に食べてほしい。

そういう思いから、スーパーでは扱わないのだそうです。

もし、米沢郷のお米やお肉を食べたいと
思ったら、扱っている無店舗型の生協に
入る事をお勧めします。
(宮城県でしたらあいコープみやぎで扱っています)

本当に美味しいですから!













by touhoku_syokuiku | 2018-12-12 13:50 | 食育コンダクター養成講座 初級

歯車

12月4日、10回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は米沢郷牧場(山形置賜)の代表である
伊藤幸蔵さんをお招きし、お話をして頂きました。

伊藤さんには次回もお話をして頂きます。
(今回は農業について、次回は畜産について)

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米沢郷牧場は農業は農業、畜産は畜産、
というように切れてはおらず、繋がっているのです。

しかも伊藤さんは消費者が見えにくい部分の
農や食の裏側を教えてくれるため
本当に色んな事を考えさせられます。

米沢郷牧場では農薬不使用のお米をつくり
そのお米から出る糠やもみ殻まで余すことなく使われます。

もみ殻は鶏の下に敷き、糠は鶏の糞と共に堆肥に変わる。

そう、米沢郷牧場は自然環境型農業の
取り組みをしている所であり、耕畜連携を
行っている所なのです。

そして育てている鶏は「無薬」の上、
餌は自分達で作っているというこだわりよう。
(勿論エサは遺伝子組み換えのものではありません)

常に研究と技術を磨き、揺るがないものを
持っていなければ中々できる事ではないと思います。

さて、今回のお話は農業の事をメインに
して下さったのですが、今、国連で
2019年~2028年の10年間を「家族農業の10年」
とする事が採択されたそうです。

大規模経営化が進んでいる中、国連は
「家族農業」を採択した。

これはどういう事かと言えば、大規模経営化を
する事によって土地を追われた人々が増え、
飢餓が増し、難民が増えたからだそうです。

そこで「持続性」のある農業体制でもある
家族農業形態に注目が行った、という流れなのだそうですが
この話は「輸入」の講座の話とも共通するものがあります。

その土地の方々の生活を犠牲にしてまで
自分達の利益を尊重した時、そこに残るのは
悲しいかな負の連鎖です。

さて、米沢郷牧場では大切にしてきたことがあり、
その中の1つに「家族経営を守り育てる」という事が
掲げられています。

何故なら家族経営をするという事はその土地を
守り続ける事が出来る上、消費者にとっても
「選択」する幅が広がるからだそうです。

大規模農業(畜産でも同じ事が言えますが)が進むと
小さな農家は潰されてしまう上、消費者は
物を「選べない」状況になってしまう。

企業の「種+化学肥料+農薬」がセットになって
売られ、育った食べ物しか選べなくなったら
これはとても怖い事だと思いませんか?

選びたいのに選べない。

選択肢がない。

種子法を無くしてしまった日本。
(先進国で種子法を廃止してしまったのは
悲しいかな日本だけだそうです)

粗悪な種を無くし、国民の飢えを無くす目的で作られた種子法。

競争だ、経済だ、発展だと言えば言うほど
大切なものからどんどん遠ざかる。

そうならないようにするにはどうしたらいいの?

本当に大切なものって何だろう?

私達は知らず知らずのうちにどこへ連れて
行かれようととしているのだろう?

そうならないためには何をしたらいいのだろう?

きっとお一人お一人答えは違うはず。

自分の中の大切なものを守りたいと思ったとき、
「選べる知識」は必要です。


さて、今回は講座の終わりに
米沢郷牧場で育てられた丸鶏を受講者の皆さんと頂きました!
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丸鶏を頂く事ってあまりないと思うのですが、
取り分けていくと、ササミの部分がよく分かったり
「ああ、こうなっているのだな」という事が分かります。

皆さん、スタッフの手元を食い入るように見ておりました。
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何といってもお肉自体が美味しいのです!
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さて、次回は米沢郷牧場の「畜産」の
お話です。

こちらもお楽しみに!









by touhoku_syokuiku | 2018-12-12 12:21 | 食育コンダクター養成講座 初級

手首の運動!?

11月13日に9回目の
食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は
生協あいコープみやぎ 商品部長の
吉武悠里さんをお迎えして、「添加物」の
お話をして頂きました。

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さて、「添加物」と聞くと
どんな事を思い浮かべるでしょう?

添加物と一言で言ってもその用途は様々で、
食品の製造過程において加工の目的で
使われるものもあれば(例えば「にがり」
などはお豆腐を作る際に必要ですね)
保存の目的で、食品に添加するものもあります。

食品の栄養成分を強化するために
添加したり、色付けのために添加するのも
全て添加物になります。

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そして、食品を保存する目的の知恵は
歴史が長く、紀元前5000年頃から始まるのですが、
今のような化学調味料(今は旨味調味料と呼ぶそうです)
や化学合成添加物は主に、戦後からどんどん
開発されたそうです。

添加物と聞くとマイナスなイメージがありますが、
クエン酸など、安心して使う事のできる物もありますし、
残念ながらそうとも言い切れないものも・・・。

けれども実は1つ1つの添加物自体は、動物実験等で
安全性が確立されているそうです。


・・・が、

それはあくまでも「添加物1つ1つ」の結果であり
添加物が2つ以上になった時の「複合作用」の
安全性は研究がされていないそうです。

つまり、2つ以上の添加物はどんな「化学反応」
を起こすのか分かっていないという事。

ぜひお買い物の際、手に取った食品の
裏側を見てみて下さい。

良く分からないカタカナの文字が
いっぱい書かれていませんか?

そのカタカナの文字は1つだけでは無いはずです。

そして、安全性の実験はあくまでも
「動物」であり、人間ではまだよく分かって
いない部分があるようです。

化学調味料(旨味調味料)も
強烈な旨味(刺激)を感じるため
食べ続けると味覚音痴になる危険性も。

特に小さなお子さんがいらっしゃる方、
旨味は是非天然出汁がおすすめです!

醤油、味噌、味醂などの基本的な調味料の裏側も
是非チェックしてみて下さい。

良質な調味料は材料がシンプルです。

現代の食は化学的なものに囲まれていて
天然のものや良質なものをを探す方が難しいかも
しれません。

外食や友達と食べる時は仕方がないとして、
是非家庭では家族のために、そして
自分自身のために是非「素材」を大切に
してほしいな、そう思います。

以前、食育コンダクターのスタッフが
こんなことを言っていました。

「食事は毒を盛る事も薬を盛る事もできる」

どうか家庭では薬になる食事になりますように。

そして薬になる食事は、人生そのものを
きっと豊にしてくれるはず、と私は思っています。

低価格、均一化、大量生産、大量消費によって
「ごまかしのない食品を作りたい人」(生産者)
「ごまかしのない食品を食べたい人」(消費者)
の権利が喪失されつつある、という吉武さんの
言葉が印相的でした。

皆さん、最初はよく分からなくても
お店に行ったら手首の運動と思って
裏側の表示を見てみましょう。

それをよくやるようになると
「一体これはなんだ?」
と思うようになるかもしれません。

そしたら是非、1つでも調べてみましょう。

自分自身で調べるという行為は
自分自身の中に残るはずです。

11月20日に行われる食育フェスでも
実はこの添加物についてミニ学習会が
あります。

こちらは、旨味調味料や添加物を
使用していない練り物を作っている
高橋徳治商店の高橋英雄社長をお呼びして、
添加物についてお話をして頂く予定です。

若干ではございますが
まだお席がございますので
興味のある方は是非ご参加下さい!
(お申込みはHPからお願いします)









by touhoku_syokuiku | 2018-11-14 15:50 | 食育コンダクター養成講座 初級