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とうほく食育実践協会

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自分の身体の国産比率

変なタイトルですね(笑)。

1月23日に11回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

タイトルは「農業の現状と課題」で
大郷グリーンファーマーズ代表の郷右近秀俊さんに
お話をして頂きました。
(いつもは写真を撮るのですが、忘れてしまいました。。。)

「日本の食料自給率は低い」
という話は恐らく多くの方が聞いたことがあるかと思います。

実際、現場にいる生産者さんの視点から見ても
農業と取り巻く環境というのは色々と厳しい面が
あるようです。

例えば食生活の変化や人口減少により
お米の需要が下がってきている事、
家庭で求められているお米の種類に
国産が対応できていないのではないか、
生産者さんの高齢化問題・・・などなど。

これらの課題に
では、どうすればよい方向に向かうのかと真摯に考え
取り組んでいる姿に、話を聞きながらも頭が下がる思いでした。

さて、現在の私達の食卓は昔に比べとても
豊かなものになった事は間違いないのですが、
それらが国産かどうかと問われると、多くの物が
海外産に頼っているという事実があります。

身体は食べ物で出来ていますが、「どこの国のものを
食べているのか」という視点で見ると
実は私達の身体は多くの海外の作物で出来ていると言っても
過言ではないのかもしれません。

それらが全て悪いのかと問われれば
それは違うと思うのですが、ただ、
もう少し国産の力を上げる事は必須ではないかと思います。

食物を他の国に依存するという事は
自分の国にとっても、相手の国にとっても
あまり良いものではありません。
(参考までにこちらもどうぞ)
食べ物の「向こう側」
巡り巡ったその先は・・・

自分達の国で作られた作物を守ったり、
そしてそれを作っている生産者を守るためには
どうしたらいいのでしょう?

色んな難しい話が出てくるかもしれませんが・・・、
実はとても身近で簡単な方法があります。

それはなるべく国産の物を買う事であったり
(全ては難しいとは思いますが)国産を意識
してみる、という事。

私達消費者1人1人の「選んで買う」という行為が
日本の農業を守る事に繋がり、小さな1歩が集まれば
それは大きな1歩に繋がり、広がると思うのです。

国産は海外の物に比べれば価格が高い、と切り捨てるのでは
なく、もし価格が高いと思うのであれば、
何故なのか?という視点を持ってほしいと思います。

そこには並みならぬ努力と労力と愛情、そして
安心と美味しさが詰まっていると分かった時、
それは「価格」という価値を超えるように思うのです。

そしてそれは逆の現象をも引き起こします。

それが「何故こんなに安いの?」という疑問。

・・・本当に大切な事は、目に見えない事の方が
多いのかもしれませんね。














by touhoku_syokuiku | 2018-01-29 14:43

見える認証 見えない認証

2018年に入って初めての食育コンダクター養成講座が
1月12日に行われました。
(大変遅いご挨拶になってしまいましたが、
皆さま今年もどうぞよろしくお願い致します!)

今回の講座は、様々な農産物に対する「認証」について
大郷グリーンファーマーズの副代表である
西塚忠元さんより講義を受けました。


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一言に「認証」と言ってもその種類は様々で、
ここ最近では2020年東京オリンピック・
パラリンピックでの選手村の食材について、
認証(GAP)がうんぬんかんぬん・・・という話を耳にした方は
多いのではないかと思います。

さて、この「認証」を巡る話を色々とお聞きしたのですが、
認証には大きく分けて2つあり、
・消費者の目に見える認証
・目に見えない認証
があるそうです。

目に見える認証というのはJASマークのシールが
貼ってあったりと、「商品に対して」認証されたものが
目に見える認証。

目に見えない認証というのは「行程(システム)」に
対して認められたもの。

因みにオリンピック・パラリンピックに関係してくる
GAPは目に見えない認証の方で、
「食品安全」「環境保全」「労働安全」を確保しました、
という認証のため、商品にマークを付けたりする訳ではありません。

そんな様々な認証の話を聞きながら、生産者の方の
色々な「大変さ」の中に、この「認証」というものもまた
入るのだな・・・と思った次第です。

認証を取る、という事はお金も時間もかかる事。
(手続きがとにかく大変なのだそうです)

ただ、認証してもらう事によって、より公平に
そしてより力強く「この商品は安心安全です」と保障して
もらえるという事は、近くの消費者や遠くの消費者に対しても
同じ「安心」を届ける事が出来るという事でもありますし、
消費者の方からしても、「この認証があるから」という理由で
手に取る方もまた多いと思うのです。
(ただ、日本の場合、認証の大元は「輸出」するために作られて
いる、というお話でした)

今日お話しして下さった西塚さんは、息子さんが子供の頃、
アトピーだったそうです。

その原因物質の中にお米があり、自分がお米を作っている事も
重なり、とてもショックを受けたとお話をされていました。

そのような中で、色々勉強をなさり、農薬を減らそうと思い
努力を重ねられたとの事で、平成12年に県の減農薬
認証取得を始めたとの事。

本当に頭が下がる思いです。。。


さて、宮城県の農産物に対して認証マークがある事は
ご存知でしょうか?

認証マークの事や、認証の事を知ると、
その商品に対してぐっと親しみと尊敬の念が
生まれる事は確かです。

こんなサイトを見つけてみたので
是非ご覧になってみて下さい。

そしてご自分の身近な所で同じマークを見つけたら
是非手に取って味わってみてほしいと思います!


さて、講座の最後にお楽しみの試食タイムが
ありました!

今回は西塚さんの所で育ったお米と
平飼いこめたまご(この卵も西塚さんの飼っている鶏です)
の「卵かけご飯」の試食です。

この「平飼いこめたまご」は、大郷みどり会の飼料米と
国産飼料にこだわり、平飼いで育てた鶏の卵なのです。
(それにつぼみ菜の鰹節和えが付きました~)

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お醤油を少しかけて頂く玉子かけご飯は
ホッとしてじんわり広がる美味しさでした。

ああ、何杯でもいける(笑)。

そしてお米の美味しいこと!

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生産者の方のお話は、知らない話や
普段聞く事の無いような話、
知っているようで知らなかった話など
沢山の事を聞く事ができます。

そして何より、どんな想いで農産物
(畜産・海産物)を育てているのか、
聞く事が出来ます。
(聞く、というよりその想いに触れる、と言った方が
近いかもしれません)

「食べる」という事は一方通行では成り立たず、
だからこそ、少しでも多くの方に生産者の方や
それを支える方に会って、話を聞いてもらいたいなあと
心底思います。

食育コンダクター養成講座も後半に入っておりますが、
まだまだ興味深いお話が盛り沢山です!

受講者の皆さま、どうぞお楽しみに!





by touhoku_syokuiku | 2018-01-22 13:17 | 食育コンダクター養成講座 初級