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とうほく食育実践協会

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できる限りのことをコツコツと

2020年になりましたね。

ご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが
明けましておめでとうございます。

2020年は日本でオリンピックが開催されますね。

皆さんはどんな年にしたいですか?


さて、食の世界はどんどん変わっていき、気が付いたら
「決まり事」などすでに変わってしまっているものがあったり
とても目まぐるしく変化していると思うのですが、
それらが私たち日本人にとって良いことなのかと言えば
残念ながらそうではないように思えて仕方がありません。

私たちに何ができるのだろう?

そんな気持ちになることも多いのですが
一番大切なことはいつだって足元にあるように思います。

頑張っている人を応援すること、
家族や大事な人を守り、大切にすること。

それらはとても小さくて目立たない事かもしれないけれど、
もし本当に世界中の人が一見小さく見えるような事を
大切にしたのなら、平和な世界は広がるように思います。

そんな事を思いつつ皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。


さて、2020年に入り初めての食育コンダクター養成講座が1月14日に行われました。

今回お話をして下さったのは大郷みどり会の副代表である西塚忠元さんです。

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大郷みどり会には我々協会、非常にお世話になっております!
(本当にいつもありがとうございます!!!)

さて、西塚さんには主に「規格」と「認証」について
お話をしていただきました。

認証には3種類あり、
・第一者認証(自己宣言)
・第二者認証(取引関係)
・第三者認証(公平性・独立性)
とあるのですが、例えば無農薬の野菜を作っている方がいるとします。

「自分は無農薬で作っています」と自分で謳って
売っている状態が第一者認証。

どこかの企業や生協と組んで、そこの間にだけ
通用する認証の状態が第二者認証。

そして第三者の人が認めたもの(例えば県など)
が第三者認証。

理想は第三者認証なのですが、(公平性や独立性があるため)
時間もお金もかかるそうです。

ただ、認証がつくと顔の見えない遠くの人も
野菜やお米の作り方を伝えることができ、
そして安心して買うことができる、という理由から
大郷みどり会では第三者認証を積極的に取っているそうです。

「循環型農業」を目指している大郷みどり会は
循環型農業とは基本的にその農地で取れた
藁や鳥糞.牛糞などを土に戻す事であるとか、
周りにある微生物や生物を殺すのではなく積極的に使う事、など
「土の力をいかに高めるか」という事が大切だと言うことも教えて頂きました。

誠実に食べ物を作って下さる方には本当に頭が下がります。

私たちは農家の方や畜産の方々に命を繋いでもらっていることを
絶対に忘れてはいけません。

そして、環境にも人にも誠実な生産者さんは特に
大切に守っていかなければいけません。

食と環境は深く繋がっていますし、環境を考えた
食べ物を選択するのは消費者の力です。

有機の野菜や減農薬の野菜やお米は
普通の野菜に比べると少し値段が高いと思うのですが、
そこには目に見えない価値があります。

農家の方が時間と手間をかけて育ててくれた価値、
有機の野菜を作ってくれている農家を守るという価値、
環境を守るという価値、
そして自分や家族の体を守るという価値、
何より美味しいという価値。

少なくともこの5つの価値を価格に乗せることを
忘れてはいけないし、これから私たちは
次の世代に安心した生活を送ることができる
環境を残していかなくてはなりません。

それを考えたとき、果たしてその価格は高いのでしょうか?



さて、話は変わり昨年猛威を振るった台風19号。

とても悲しいことに大郷は大被害に遭いました。

その被害状況も今回の講座で教えて下さったのですが・・・、
諦めずに立ち上がって下さった事が私は本当に嬉しくて。

ただ、復旧が思うように進まず、作物によっては作付けに間に合うかどうか・・・
という感じだそうです。(野菜はほぼ復旧したそうです)

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スライドの写真なので見づらいと思うのですが、本当に酷かった様子がわかります。

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大豆は水に浸ってしまい、ほぼ全滅状態、
有機のお米も刈入れ前の状態だったそうです。

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大切に育てたものが一夜にして無くなる。

そのショックの大きさは想像しただけでも恐ろしいです。

私たち消費者にできることは生産者を守ること。

61%の食糧を海外輸入に頼っている日本にとって
生産者は本当に大切な存在です。

輸入すればいいじゃない、の話ではありません。

どこかの国がもし戦争を起こして、輸入品である食料が
ぐっと値上げしたら?

「言うことを聞かなければ日本に食料を輸出してやらない」
と、どこかの国に日本が言われたら?

そもそも、作る人がいなくなってしまったら
次の担い手だっていなくなってしまう。

私たちにとって、そして私たちの未来にとって何が大切だと思いますか?



さて、次回の食育コンダクター養成講座は1月21日です。
お楽しみに!








by touhoku_syokuiku | 2020-01-20 12:44 | 食育コンダクター養成講座 初級