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とうほく食育実践協会

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自分を守る事は誰かを守ること

1月21日に15回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は食品衛生という内容だったのですが、
宮城野区保険福祉課 衛生課 食品衛生係の方が
いらして下さり、主に食中毒の事を教えて下さいました。


今の季節はノロウイルスが増えてくる季節。

ノロウイルス=二枚貝のイメージを持たれる方も
多いかもしれませんが、二枚貝での感染よりも
人感染の方が断然多いのだそうです。

つまり、それほど感染力が強いということ。

わずか10~100個程度のウイルスで感染すると
いうのですから驚きです。

他にもアニサキスや腸管出血性大腸菌、カンピロバクター
や黄色ブドウ球菌の事など、それぞれの特徴や
どんな事に気を付けるとよいのかなど教えて頂きました。

食中毒の原因菌を
つけない(手洗いをしっかりし、清潔に調理)
増やさない(冷却して保存、迅速に調理)
やっつける(加熱して菌を死滅させる)
の3つが大事であること、そしてそれらを行うにあたっての
ポイントなども教えて頂いたのですが、参加者の皆さん、
是非ご家庭でも実践してみてくださいね。

さて、自然毒の食中毒についても教えて頂いたのですが、
こちらは家庭で起こることが多いとのこと。

例えば山菜だと思って山から取ってきて食べたものが
毒性のある別の植物だったり、
食べられるキノコだと思ったら毒キノコだったり。

ご近所さんから頂いたものの、残念ながらそれが
毒性のものだった、と言うことも多いため
「「怪しいな」と思ったら思い切って捨てる勇気も必要です」
と衛生係の方はおっしゃっていました。

キノコのサンプルを持ってきて頂いたのですが、
一つが毒キノコ、残りの2つが食べられるキノコ、
さあ毒キノコはどれでしょう、という問題が出たのですが、
悲しいかな全く見分けが付かず・・・。

これは怖いな~。

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皆様も是非お気を付けください。

さて、講義の後は手洗い実習を行いました。

普段私たちはどれくらい綺麗に手を洗えているのでしょうか?
という事で、まずは蛍光塗料を手に塗り、普段通りに手を洗って頂きます。

その後ライトを当ててみると・・・。

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参加者の皆さん、ご自分の手の汚れが
思いのほか取れていない事にびっくりされた様子。

自分自身の「手洗いの癖」や「洗いにくい場所」
「つい忘れがちな場所」というものもあると思います。

それを肉眼で分かるように見る事が出来たという事は
とても勉強になったのではないでしょうか。

手洗いは自分を守る一つの手段であると思っても
良いと思いますし、きれいな手で料理を作る事は
同時に自分自身や家族などを守る一歩でもあるといっても
過言ではないと思います。

参加者の皆さん、今回教わって事を
是非日常にも取り入れてくださいね!


さて、講座の後に今回は懇親会を行いました。

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養成講座受講後、参加者の皆さんは
どんな事をしていきたいのかなどなど、
短い時間ではありましたがお話を伺う事ができ
とてもよかったな、と思っています。

残りあとわずかですが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

# by touhoku_syokuiku | 2020-01-24 16:04 | 食育コンダクター養成講座 初級

できる限りのことをコツコツと

2020年になりましたね。

ご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが
明けましておめでとうございます。

2020年は日本でオリンピックが開催されますね。

皆さんはどんな年にしたいですか?


さて、食の世界はどんどん変わっていき、気が付いたら
「決まり事」などすでに変わってしまっているものがあったり
とても目まぐるしく変化していると思うのですが、
それらが私たち日本人にとって良いことなのかと言えば
残念ながらそうではないように思えて仕方がありません。

私たちに何ができるのだろう?

そんな気持ちになることも多いのですが
一番大切なことはいつだって足元にあるように思います。

頑張っている人を応援すること、
家族や大事な人を守り、大切にすること。

それらはとても小さくて目立たない事かもしれないけれど、
もし本当に世界中の人が一見小さく見えるような事を
大切にしたのなら、平和な世界は広がるように思います。

そんな事を思いつつ皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。


さて、2020年に入り初めての食育コンダクター養成講座が1月14日に行われました。

今回お話をして下さったのは大郷みどり会の副代表である西塚忠元さんです。

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大郷みどり会には我々協会、非常にお世話になっております!
(本当にいつもありがとうございます!!!)

さて、西塚さんには主に「規格」と「認証」について
お話をしていただきました。

認証には3種類あり、
・第一者認証(自己宣言)
・第二者認証(取引関係)
・第三者認証(公平性・独立性)
とあるのですが、例えば無農薬の野菜を作っている方がいるとします。

「自分は無農薬で作っています」と自分で謳って
売っている状態が第一者認証。

どこかの企業や生協と組んで、そこの間にだけ
通用する認証の状態が第二者認証。

そして第三者の人が認めたもの(例えば県など)
が第三者認証。

理想は第三者認証なのですが、(公平性や独立性があるため)
時間もお金もかかるそうです。

ただ、認証がつくと顔の見えない遠くの人も
野菜やお米の作り方を伝えることができ、
そして安心して買うことができる、という理由から
大郷みどり会では第三者認証を積極的に取っているそうです。

「循環型農業」を目指している大郷みどり会は
循環型農業とは基本的にその農地で取れた
藁や鳥糞.牛糞などを土に戻す事であるとか、
周りにある微生物や生物を殺すのではなく積極的に使う事、など
「土の力をいかに高めるか」という事が大切だと言うことも教えて頂きました。

誠実に食べ物を作って下さる方には本当に頭が下がります。

私たちは農家の方や畜産の方々に命を繋いでもらっていることを
絶対に忘れてはいけません。

そして、環境にも人にも誠実な生産者さんは特に
大切に守っていかなければいけません。

食と環境は深く繋がっていますし、環境を考えた
食べ物を選択するのは消費者の力です。

有機の野菜や減農薬の野菜やお米は
普通の野菜に比べると少し値段が高いと思うのですが、
そこには目に見えない価値があります。

農家の方が時間と手間をかけて育ててくれた価値、
有機の野菜を作ってくれている農家を守るという価値、
環境を守るという価値、
そして自分や家族の体を守るという価値、
何より美味しいという価値。

少なくともこの5つの価値を価格に乗せることを
忘れてはいけないし、これから私たちは
次の世代に安心した生活を送ることができる
環境を残していかなくてはなりません。

それを考えたとき、果たしてその価格は高いのでしょうか?



さて、話は変わり昨年猛威を振るった台風19号。

とても悲しいことに大郷は大被害に遭いました。

その被害状況も今回の講座で教えて下さったのですが・・・、
諦めずに立ち上がって下さった事が私は本当に嬉しくて。

ただ、復旧が思うように進まず、作物によっては作付けに間に合うかどうか・・・
という感じだそうです。(野菜はほぼ復旧したそうです)

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スライドの写真なので見づらいと思うのですが、本当に酷かった様子がわかります。

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大豆は水に浸ってしまい、ほぼ全滅状態、
有機のお米も刈入れ前の状態だったそうです。

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大切に育てたものが一夜にして無くなる。

そのショックの大きさは想像しただけでも恐ろしいです。

私たち消費者にできることは生産者を守ること。

61%の食糧を海外輸入に頼っている日本にとって
生産者は本当に大切な存在です。

輸入すればいいじゃない、の話ではありません。

どこかの国がもし戦争を起こして、輸入品である食料が
ぐっと値上げしたら?

「言うことを聞かなければ日本に食料を輸出してやらない」
と、どこかの国に日本が言われたら?

そもそも、作る人がいなくなってしまったら
次の担い手だっていなくなってしまう。

私たちにとって、そして私たちの未来にとって何が大切だと思いますか?



さて、次回の食育コンダクター養成講座は1月21日です。
お楽しみに!








# by touhoku_syokuiku | 2020-01-20 12:44 | 食育コンダクター養成講座 初級

美味しい蕎麦の秘密

12月10日に13回目となりました
食育コンダクター養成講座が行われました。

早いもので2019年度の講座もあと6回で終了となります。

さて、今回は「現状と課題」と言うテーマなのですが、
日本蕎麦の事について北舘製麺営業の田口勇さんに
お越しいただき、蕎麦の生産から加工、そして販売に
至るまでを教えて頂きました。

美味しい蕎麦の秘密_b0297136_06333807.jpg

「蕎麦=日本食」のイメージが大きい方も多いと思うのですが、
実は蕎麦自体は色んな国で食べられており、しかも
日本で食べる蕎麦の多くは輸入に頼っているという現状が
あるそうです。

ほとんどが輸入に頼る中、北舘製麺は日本で数少ない
「直営農場」があり、製粉、製麺も自社工場で
行なっている会社です。

そのこだわり様は直営農場を所有している
事から既に垣間見る事が出来ると思うのですが、
いかに美味しい蕎麦を私達消費者に届ける事が
出来るか、という事に一生懸命であるかが
ヒシヒシと伝わってきました。

蕎麦は基本的に成長が早く、雑草よりも早く成長するため
基本的に農薬は要らないそうなのですが
ただ、美味しい蕎麦の実ができる条件というものがあり
それが「朝晩の寒暖差」。

「暖かいと花は咲くけれど実は大きくならない」
と田口さんは言います。

田口さんのお話は本当に面白く、
蕎麦の花の事や蕎麦の収穫量は
意外と少なく、お米と比べると1/8の収穫量なので
敷地が必要である事、蕎麦湯の事、などなど知らない事ばかり。

そして「更科蕎麦」とはどの部分なのか、など
そば通になれそうな話題も満載。

因みに「一番粉」と書かれているものが更科蕎麦と
なる部分で、蕎麦の実の中心部だそうです。

美味しい蕎麦の秘密_b0297136_06262363.jpg
北舘製麺が何故農場からやるのかと言うと
安心安全は勿論の事、蕎麦の実の保存を自分達で
出来るからという理由があるからだそうです。

蕎麦の実は低温保存をしないと酸化してしまい
美味しさが劣るため、北舘製麺では96時間以内に
蕎麦にする分を製粉し(石臼挽き)、製麺しているそうです。

田口さん曰はく
「うどんは成熟させるとおいしさがアップしますが、
蕎麦は「挽きたて、打ちたて、茹でたて」が大原則です」
との事。

さて、日本で蕎麦は13万トン食べると言われて
いるそうですが、国内で生産されているのは
たったの3万3000トン。

後の約10万トンは輸入という事になります。

この数字に私は考えさせられました。

日本は日本食に必要な原材料の多くを
輸入に頼っています。
(因みに味噌や醤油を作る大豆のほとんどが輸入です)

もう少し私達は自分達の国の「食事情」に
関心を持っても良いのではないでしょうか?

自分達の国の農業を守る事、農家を守る事、
作物を守る事、それを加工している所を守る事・・・。

私達はついつい遠い所にばかり
目が行ってしまいがちですが、
本当に大切なものはいつも身近にあって、
身近にあったものが無くなって初めて
慌てる事が多いように思います。

私達の命を守る「食」を私達が
守らずして誰が守るのでしょう?

国産の蕎麦、大切にしたいですね。









# by touhoku_syokuiku | 2019-12-12 15:43 | 食育コンダクター養成講座 初級

丸鶏を丸ごと使いこなす!

11月26日に行われた「丸鶏フェス2019」のご報告です。

そろそろおもてなし料理に挑戦しておきたい季節になりますね。
今年は思い切って丸鶏に挑戦してみませんか?

ということで、今回は米沢郷牧場の丸鶏を使って、『ローストチキン(丸鶏のピラフ詰めオーブン焼き)』と昔ながらの『丸鶏の醤油煮』を作りました。




こんがり焼けた丸鶏を丁寧に切り分けていきます。
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部位を確認しながらお子さんと一緒にするのも良いですね。

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今回のメニューは、春菊とリンゴのサラダ、ハンナンチキンライス、ほくほくジャガイモ、春菊のスープ、レモンゼリーも加わりました。

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今回の食材のご紹介




# by touhoku_syokuiku | 2019-12-08 15:53 | 食育フェス

第1回食育フェスinやまがた~冬のアンチエイジング~

11月12日に生活クラブやまがた松見事務所で行われた食育フェス~冬のアンチエイジング~のご報告です。

「生活クラブやまがたの活動を支える担い手を育てたい」というご要望に、どのようなかたちで私たちNPO法人とうほく食育実践協会が関わっていくことができるのか、手探りではありますが、3回シリーズで食育フェスを行うことになりました。

第1回は、「趙さんの味」の李香星さん(養生薬膳アドバイザー)を講師にお迎えし、サムゲタン、即席キムチ、ヤンニョム、牡蠣ともずくのチヂミを調理しながら、食材の薬膳的な効用について教えて頂きました。

食育コーナーでは、今回の丸鶏の生産者で米沢郷牧場の阿部さんから生産現場のお話を伺いまいした。

食育コンダクターのスタッフは、毎回食育紙芝居を手作りしてくださるのですが、回を重ねるたびにどんどんバージョンアップして、とてもわかりやすくお話してくれます。

作って、食べて、学んで、一人でも多くの方が食育の活動に興味を持っていただけたらと願っております。

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薬膳料理、沢山の食材を使います。
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サムゲタン
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即席キムチ


牡蠣ともずくのチヂミ
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冬のアンチエイジング、体が温まります。
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今回の食材のご紹介



# by touhoku_syokuiku | 2019-12-08 15:09 | 食育フェス