とうほく食育実践協会

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歯車

12月4日、10回目の食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は米沢郷牧場(山形置賜)の代表である
伊藤幸蔵さんをお招きし、お話をして頂きました。

伊藤さんには次回もお話をして頂きます。
(今回は農業について、次回は畜産について)

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米沢郷牧場は農業は農業、畜産は畜産、
というように切れてはおらず、繋がっているのです。

しかも伊藤さんは消費者が見えにくい部分の
農や食の裏側を教えてくれるため
本当に色んな事を考えさせられます。

米沢郷牧場では農薬不使用のお米をつくり
そのお米から出る糠やもみ殻まで余すことなく使われます。

もみ殻は鶏の下に敷き、糠は鶏の糞と共に堆肥に変わる。

そう、米沢郷牧場は自然環境型農業の
取り組みをしている所であり、耕畜連携を
行っている所なのです。

そして育てている鶏は「無薬」の上、
餌は自分達で作っているというこだわりよう。
(勿論エサは遺伝子組み換えのものではありません)

常に研究と技術を磨き、揺るがないものを
持っていなければ中々できる事ではないと思います。

さて、今回のお話は農業の事をメインに
して下さったのですが、今、国連で
2019年~2028年の10年間を「家族農業の10年」
とする事が採択されたそうです。

大規模経営化が進んでいる中、国連は
「家族農業」を採択した。

これはどういう事かと言えば、大規模経営化を
する事によって土地を追われた人々が増え、
飢餓が増し、難民が増えたからだそうです。

そこで「持続性」のある農業体制でもある
家族農業形態に注目が行った、という流れなのだそうですが
この話は「輸入」の講座の話とも共通するものがあります。

その土地の方々の生活を犠牲にしてまで
自分達の利益を尊重した時、そこに残るのは
悲しいかな負の連鎖です。

さて、米沢郷牧場では大切にしてきたことがあり、
その中の1つに「家族経営を守り育てる」という事が
掲げられています。

何故なら家族経営をするという事はその土地を
守り続ける事が出来る上、消費者にとっても
「選択」する幅が広がるからだそうです。

大規模農業(畜産でも同じ事が言えますが)が進むと
小さな農家は潰されてしまう上、消費者は
物を「選べない」状況になってしまう。

企業の「種+化学肥料+農薬」がセットになって
売られ、育った食べ物しか選べなくなったら
これはとても怖い事だと思いませんか?

選びたいのに選べない。

選択肢がない。

種子法を無くしてしまった日本。
(先進国で種子法を廃止してしまったのは
悲しいかな日本だけだそうです)

粗悪な種を無くし、国民の飢えを無くす目的で作られた種子法。

競争だ、経済だ、発展だと言えば言うほど
大切なものからどんどん遠ざかる。

そうならないようにするにはどうしたらいいの?

本当に大切なものって何だろう?

私達は知らず知らずのうちにどこへ連れて
行かれようととしているのだろう?

そうならないためには何をしたらいいのだろう?

きっとお一人お一人答えは違うはず。

自分の中の大切なものを守りたいと思ったとき、
「選べる知識」は必要です。


さて、今回は講座の終わりに
米沢郷牧場で育てられた丸鶏を受講者の皆さんと頂きました!
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丸鶏を頂く事ってあまりないと思うのですが、
取り分けていくと、ササミの部分がよく分かったり
「ああ、こうなっているのだな」という事が分かります。

皆さん、スタッフの手元を食い入るように見ておりました。
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何といってもお肉自体が美味しいのです!
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さて、次回は米沢郷牧場の「畜産」の
お話です。

こちらもお楽しみに!









# by touhoku_syokuiku | 2018-12-12 12:21 | 食育コンダクター養成講座 初級

本当の美味しさには訳がある

11月20日、食育フェスの「お煮しめ作りに挑戦!」
が行われました。

気が付けば今年もあと一か月と少し。。。

今回の食育フェスではお正月を意識して
伊達巻とお煮しめ作りに挑戦しました。

そして!今回の食育フェスには
美味しい練り物を作っていらっしゃる
(株)マルト高橋徳治商店
社長、高橋英雄さんが来てくださいました。

調理が落ち着いた頃にとても熱いお話を
して下さったのですが、その話はまた後程!


まずはお煮しめ作りから始まります。

教えて下さったのは、食育実践協会事務局長の
前田さんです。
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お正月料理は「縁起を担ぐ」素材が沢山ありますね。

お煮しめの中の「蓮根」もその1つで
「見通しがきく」や「多産」の意味が
込められているそうです。

蓮根は飾り切りにして酢水に漬けておきます。

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他にもごぼうや、たけのこ、シイタケ、こんにゃく、
インゲン、など具材を切り、煮込んでいくのですが、
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野菜に火が通った頃、さつま揚げやちくわなどを
入れていきます。

高橋徳治商店の練り物は本当に美味しくて
いい味が出るんですよ!(その訳も後ほどお伝えしますね)
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さて、鍋に火をかけている間に伊達巻を作ります。

伊達巻ってはんぺんを使うと
あっという間に出来上がるんですよ!!!

材料をミキサーにかけたらオーブンで焼いていきます。
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美味しそうな色に焼けました!

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それをクルクルと巻いていき・・・
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巻きす(鬼すだれがベスト)で巻いていきます。

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巻いたら輪ゴムで止めて冷めるまで立てておきます!
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さて、ここで調理はひと段落つき
高橋英雄社長より商品作りの思いや
添加物についてお話をして頂きました。

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練り物1つにしても、色々なメーカーがあり
作っている人も様々の中、何故「無添加」に
こだわり作り続けているのか。

そして練り物だけの話ではなく、野菜にしても
肉にしても、調味料にしても、こだわって
作っている生産者は、何故こだわるのか、
それは何故だと思いますか?

そんな問いから高橋社長のお話は始まりました。

その商品は「その人の生きざま」が詰まっている事、
その生産者がこれからどうしたくて
どこに行きたくて作っているのか、
その考え方や生き方、それらが全て商品として表れているので
消費者の立場から、是非子供やその孫の代まで付き合える
生産者なのか、信頼のおける人なのかしっかりと
見極めてほしい。

・・・そんな熱い思いを語って頂きました。

高橋徳治商店の練り物は
その熱い思いがぎっしりと詰まった商品です。

さて、では実際に市販品と
どう違うのかといえば、まずこちらが
一般の100g辺りのさつま揚げの商品の内容。

あくまで一例ですが、輸入すり身が40gに対して
調整水が29.3g、他添加物が10種類ほど。

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で、こちらが高橋徳治商店の練り物の内容。

国産の添加物を使わない
タラのすり身がなんと66.24g!

他小魚のすり身が11.1gに調整水は11.1g。

高橋徳治商店の練り物の美味しさの理由はこれです。

魚のすり身の多さ、そして何といっても素材の良さ!
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「安くするのはいくらだってできる」。

高橋社長のこの一言には食の裏側を見事に表していて、重みがあります。

これは食育コンダクターのスタッフが作ってくれたもの。

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高橋徳治商店の美味しくて安心の練り物の紹介や
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商品を通した熱い想い。

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石巻の3工場が津波で被災した後、
東松島市に新工場をスタートさせた高橋徳治商店。

そこからの立ち上がりの苦労は
言葉では表せないほどのものであったと思うのです。

でも高橋社長は頑張って立て直された。

そしてそれだけではなく、野菜加工工場を作り
「こころの復興」を目指すべく、震災後に増えた
地域の若年未就者(引きこもり)の就職や自立を
支援しているそうです。

2011年の東日本大震災から7年8カ月が経ちました。

建物の復興は進んでいるけれど
心の復興はまだまだであるという
社長の言葉は、実際に携わっているからこその
重みがありました。

一つの商品に色んな想いが詰まっている事を
私達は忘れてはなりませんし
想いをしっかり詰めてくれる生産者を
選ぶことがどれ程大切な事か。

そして、震災を通して「大切な事」
に気づかされた方は多いのではないかと思います。

気づかされた者の役割の中の1つに
「気づいた事を軸に生きていく」
事が挙げられるように思えてなりません。


目に見えないものほど大切にしないと
いけない、そう思います。


さて!

お煮しめも良い具合に出来上がりました。

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そして伊達巻も!

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今回は高橋徳治商店の「おでん種セット」
を使ったのですが、さつま揚げやちくわはお煮しめに、
そしてごぼう巻きや玉ねぎ揚げは煮びたしに。

本当にいい出汁が出るのですよ~!

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そして白菜と柚子のお漬物。

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おでん種に入っていたつみれはお吸い物に。

おでんだけではなく、色んなものに応用できるのです。
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そして今回の様子がこちら。

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参加して下さった皆さま、美味しい練り物を味わうと共に
高橋社長の「想い」が届きましたでしょうか?

商品に対する色々な想いは、生産者の方と
触れ合う事でより強く感じられると思います。

生産者の方が作るものに「生きざま」が表れるように
消費者もまた、選ぶものに「生きざま」が
表れるのかもしれません。

そんな事を考えながら、気が引きしまる思いになりました。

高橋社長、本当にありがとうございました!

# by touhoku_syokuiku | 2018-11-26 11:28 | 食育フェス

手首の運動!?

11月13日に9回目の
食育コンダクター養成講座が行われました。

今回は
生協あいコープみやぎ 商品部長の
吉武悠里さんをお迎えして、「添加物」の
お話をして頂きました。

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さて、「添加物」と聞くと
どんな事を思い浮かべるでしょう?

添加物と一言で言ってもその用途は様々で、
食品の製造過程において加工の目的で
使われるものもあれば(例えば「にがり」
などはお豆腐を作る際に必要ですね)
保存の目的で、食品に添加するものもあります。

食品の栄養成分を強化するために
添加したり、色付けのために添加するのも
全て添加物になります。

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そして、食品を保存する目的の知恵は
歴史が長く、紀元前5000年頃から始まるのですが、
今のような化学調味料(今は旨味調味料と呼ぶそうです)
や化学合成添加物は主に、戦後からどんどん
開発されたそうです。

添加物と聞くとマイナスなイメージがありますが、
クエン酸など、安心して使う事のできる物もありますし、
残念ながらそうとも言い切れないものも・・・。

けれども実は1つ1つの添加物自体は、動物実験等で
安全性が確立されているそうです。


・・・が、

それはあくまでも「添加物1つ1つ」の結果であり
添加物が2つ以上になった時の「複合作用」の
安全性は研究がされていないそうです。

つまり、2つ以上の添加物はどんな「化学反応」
を起こすのか分かっていないという事。

ぜひお買い物の際、手に取った食品の
裏側を見てみて下さい。

良く分からないカタカナの文字が
いっぱい書かれていませんか?

そのカタカナの文字は1つだけでは無いはずです。

そして、安全性の実験はあくまでも
「動物」であり、人間ではまだよく分かって
いない部分があるようです。

化学調味料(旨味調味料)も
強烈な旨味(刺激)を感じるため
食べ続けると味覚音痴になる危険性も。

特に小さなお子さんがいらっしゃる方、
旨味は是非天然出汁がおすすめです!

醤油、味噌、味醂などの基本的な調味料の裏側も
是非チェックしてみて下さい。

良質な調味料は材料がシンプルです。

現代の食は化学的なものに囲まれていて
天然のものや良質なものをを探す方が難しいかも
しれません。

外食や友達と食べる時は仕方がないとして、
是非家庭では家族のために、そして
自分自身のために是非「素材」を大切に
してほしいな、そう思います。

以前、食育コンダクターのスタッフが
こんなことを言っていました。

「食事は毒を盛る事も薬を盛る事もできる」

どうか家庭では薬になる食事になりますように。

そして薬になる食事は、人生そのものを
きっと豊にしてくれるはず、と私は思っています。

低価格、均一化、大量生産、大量消費によって
「ごまかしのない食品を作りたい人」(生産者)
「ごまかしのない食品を食べたい人」(消費者)
の権利が喪失されつつある、という吉武さんの
言葉が印相的でした。

皆さん、最初はよく分からなくても
お店に行ったら手首の運動と思って
裏側の表示を見てみましょう。

それをよくやるようになると
「一体これはなんだ?」
と思うようになるかもしれません。

そしたら是非、1つでも調べてみましょう。

自分自身で調べるという行為は
自分自身の中に残るはずです。

11月20日に行われる食育フェスでも
実はこの添加物についてミニ学習会が
あります。

こちらは、旨味調味料や添加物を
使用していない練り物を作っている
高橋徳治商店の高橋英雄社長をお呼びして、
添加物についてお話をして頂く予定です。

若干ではございますが
まだお席がございますので
興味のある方は是非ご参加下さい!
(お申込みはHPからお願いします)









# by touhoku_syokuiku | 2018-11-14 15:50 | 食育コンダクター養成講座 初級

りんごでおもてなし料理

11月8日に食育フェスの
「りんごでおもてなし料理」が
行われましたので、そのご報告です。

秋には美味しい果物が沢山収穫されますが、
その中の1つにりんごがあります。

そのまま頂いてもスイーツに加工しても
美味しいりんごには、もう一つの顔があり、
それはスイーツではなく「食事」の食材に
りんごをアレンジして頂くという事。

意外な組み合わせが想像以上に美味しいのです!

さて、今回は食育コンダクターである
遠藤千鶴子さんと、食育実践協会の事務局長である
前田みさ子さんが講師として料理を教えて下さいました。

まずは「牡蠣のりんご和え」からスタートです。

牡蠣とりんご!?とびっくりしたあなた、
いやいや、すっごく美味しいのですよ!!!

まずは牡蠣の扱い方や茹で方まで丁寧に教えて頂きます。
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牡蠣に和えるりんごは皮ごと細かく刻み、
この後作るサラダのドレッシングにも
りんごを皮ごとすりおろしていきます。

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今回扱うりんごはネオニコチノイド系農薬を
使わないで育てられたりんごです。
(その話はまた後程お伝えします)

だから皮ごと安心して頂く事ができるのです。

野菜も果物も、皮には豊富な栄養がありますからね。

ドレッシングの作り方も
基本の分量さえ覚えれば応用できる事、
そうすればドレッシングを買わずとも
気軽に美味しいドレッシングが作れていただける事、
ドレッシングは頂く直前に和える事、
そして美味しいサラダを作るコツ、
などなど教えて頂きました。

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さて、牡蠣のりんご和えのお次は
「塩麹ローストポークのりんご添え」。

塩麹に漬けておいた肉の表面を・・・
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まずは焼いていきます。

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オーブンの鉄板にりんごと玉ねぎを
程よい大きさに切り、並べておき

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その上に先ほどの肉を乗せ、
オリーブオイルを垂らしたらオーブンで焼きます。
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焼いている間に「りんごのおこわ」の
デモンストレーション。

りんごとご飯!?と思ったあなた、
これがまた、いけるんですよ~!

一晩水に漬けたもち米に

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豆と・・・

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砂糖少々からめたりんごを乗せて蒸す!以上!

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そして完成したのがこちら!

すっごくいい匂い!

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できあがったおこわはバッドに移します。

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あっと言う間に「りんごとさつま芋のシナモン煮」
もできあがり、皆さんと一緒に「焼きリンゴ」を
作っていきます。

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芯を取ったりんごにバターと砂糖を詰め・・・

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お好みでシナモンを少々。

これをオーブンに入れて焼いていきます。

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お肉も焼けました!

スライスしていくと肉汁が~。

美味しそう~!

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さて、そうこうしている間にりんごも良い感じに焼け、
それぞれの料理を盛り付けしていきます。

まずは牡蠣のりんご和え。

牡蠣とりんごってこんなに相性がいいんだ!
と感動した方、多かったと思います。

りんごの爽やかな酸味と甘味が
牡蠣の美味しさを引き立てるのです。

まさにおもてなし料理!


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りんごのサラダはスモークサーモンと一緒にどうぞ。

絶品ローストポークはりんごと玉ねぎと一緒に
食べると更に美味しい!

りんごのおこわは農薬不使用の菊を散らして。

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りんごとさつま芋のシナモン煮。

さつま芋の美味しさとりんごの美味しさって
本当に相性がいいのです。

シンプルなのに美味しい!

ほっこりする優しい味です。
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そして焼きリンゴのアイスクリーム添え。

これがまた、びっくりする程の美味しさ!

「焼きリンゴは生クリームもいいんだけど、
アイスもすごく美味しいんだよ」
と言っていた前田さんの言葉に納得です。

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皆さんのテーブルから「美味しい」の
声が沢山響いていました。
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この後は、食育コンダクタースタッフによる
りんごのクイズがありました。

「1日1個のりんごは医者いらず」
という言葉があるように、りんごは
美味しいだけではなく栄養価も高く
私達の身体を元気にするよう働きかけてくれる果物です。

そして今回扱わせていただいたのが
天童果実同志会のりんごなのですが、
りんごをはじめ、果物は農薬無しで育てるのが
大変難しいと言われています。

その難しい事をあえて挑戦し、減農薬で果物を
育ててくださっているのが天童果実同志会の皆さんです。
(今回、本来ならば食育フェスに来て頂く予定だったのですが、
お忙しいとの事で、残念ながら今回は急遽、予定が変更となりました。
楽しみにしていた皆さま、ごめんなさい。)

減農薬といっても実はさまざまなのですが
ネオニコチノイド系農薬を使っていないというのが
大きな特徴となり、じゃあネオニコチノイド系農薬って
何?という話になるのですが、
実はネオニコチノイド農薬は、表面を洗っても
取れるものではありません。

何故なら水と一緒に植物の隅々まで浸透
してしまうからです。
(一度、ネオニコチノイド系農薬について
調べられることを強くお勧めします。
詳しく知りたい方はこちらの本もお勧めです。

ネオニコチノイドはミツバチを減らしてしまう事が
分かっており(帰巣本能を侵すそうです)、
そして恐ろしい事に、人の神経発達障害と
関連する可能性があるとEUが公式発表しています。

勿論EUでは使用の規制がなされているのですが、
日本は残念ながら緩和の方向です。

緩和どころか増え続けています。

私達は食材を通して一緒に考えてほしいと思っています。

環境を守り、安全な食べ物を食べられるには
どうしたらいいのか。

どうか、一緒に考えてほしいと思います。



次回の食育フェスは11月20日です。

お楽しみに!






# by touhoku_syokuiku | 2018-11-13 16:37 | 食育フェス

ネギ学

11月6日に、食育フェスの番外編として
「誰かに話したくなる!ネギ学」を行いましたので
そのご報告です。

昨年も行ったこの企画は、
大郷グリーンファーマーズのネギ畑を
見ながら生産者の話を聞くことができ、
その上美味しい料理と野菜のお買い物が
できるという盛沢山な企画。

今年は雨の予報だったのですが
曇り空に変わり、畑もしっかり見ることができました。

大郷の道の駅に集合し、まずは挨拶から!



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今回、畑を案内してくれた、大郷グリーンファーマーズの
ネギの生産者でもある熊谷さんです。

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今回の流れや注意事項が終えた後は、ネギ畑へ早速出発!

ネギは雨に弱い野菜なのだそうなのですが、
今年は雨が多かったため
作付けが少なかったそうです。

しかもデリケートな野菜で、夏に土をかけると
うまく育たなかったりと、手がかかるのとの事。

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ネギの収穫はお天気の良い日は機械を使って行い、
雨の日に出荷がある時は、手作業で収穫するそうなのですが、
私達も実際何本か抜かせてもらいました。

根っこの方をつかんで抜くと、土の中から
ネギの白い部分がスッと出てきて、
その感触が何ともたまらない!

でもこれを何本もやったら
腰が痛くなりそうだなあ。。。

そして機械で収穫するときは
こんな風にするんですよ、と
実際に機械を動かして見せて下さいました。

機械で根っこから掘り起こしたネギを・・・



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このように並べて行きます。

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因みに、曲がりネギを作る時はこのように埋めるのだそうです。

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この時収穫したネギ達。

これが結構重いのですが・・・
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それを軽々持ち上げる熊谷さん。

「おお~!」と一同、感動の声(笑)。
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さて、ネギを収穫したら、作業場へ移動します。

因みにこちらの作業場で
小松菜と春菊とネギの作業をするそうです。
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畑から運ばれてきたネギは、まず根っこをカットします。

このカットの仕方も、切りすぎてもダメ、
切らな過ぎてもダメでなのだそうで、その辺りは
熟練の技が光ります!
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根っこをカットした後は葉の先をカットしていきます。

これは葉をカットしていく機械。

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ネギの長さがどんどん整っていきます。

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上の葉を落カットしたお次は
外側の皮を剥いていくのですが、
空気の力で皮を剥いていくのです!

が、これがまた、なかなか難しい。

いとも簡単に皮を剥いていく熊谷さん、流石です!

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お店でよく見かけるネギに変身しました。
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さて、ネギの作業を見た後は作業場に隣接されている
ビニールハウスの案内をして頂きました。

春菊のハウスでは、実際に育てている春菊を
少し味見させて頂いたのですが・・・
とっても美味しかったです!

「なべ奉行」という種類の春菊なのだそうですが、
サラダでいただいても美味しい種類との事で、納得。

本当に美味しかったな。

個人的にゴマ油をかけて頂きたい。


しかも茎は茎でほんのり甘みがあって美味しい!

植えてある野菜をそのまま頂けるのは
農薬を使用していないからこそ出来ること。

幸せ。

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さて、一通り見学をした後は場所を移動し
お待ちかねのお食事タイムです!

「ネギ学」の企画といえば「ネギしゃぶ」!

これがまた、美味しいんだな~。
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ネギしゃぶのお供、豚ロース肉。

こちらも勿論こだわりのお肉!
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そして食育コンダクタースタッフが作ってくれた
ネギのマリネに・・・
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その場で思い立って作ったネギのナムル。

ご飯のお供に!
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そしてネギの酢味噌和え。
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そしておまけのパンダ豆!
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食事を頂く前に、大郷グリーンファーマーズ代表の
郷右近さんからご挨拶を頂きました。

大郷グリーンファーマーズのこだわりや
今を取り巻く農業の問題など、
色々な角度からお話をして頂きました。

こだわりの安全性の高い野菜を作り続けている
大郷グリーンファーマーズ、これからも応援していきます!


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さて、ご挨拶の後はネギしゃぶを頂きました。

沢山あったネギがあっという間に無くなっていきます!

「美味しい!!!」のお声が沢山飛び交いました~。

幸せなり!
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ご飯も3種類、食べ比べをしました。

大郷グリーンファーマーズで育てられた
ササニシキ、つや姫、金のいぶきの3種類だったのですが、
「お米が美味しい!」とお変わりする方続出!

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今回のお食事の様子です。

生産者さんも一緒に頂きました。
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そして!

お腹が満たされた頃、
食育コンダクターからネギの豆知識とクイズ。

「ネギ学」ですからね、皆さんしっかり食べて学んで下さいね。

そして誰かに教えて下さいね~!

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ネギのチャレンジストーリから始まり
ネギの歴史からネギの花の話、
ネギの茎は実はとても短い事、などなど、
楽しく役立つ話をしてくれました。

知らない事がいっぱいあったな~。

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そして西塚さんからお米の話。

大郷グリーンファーマーズでは、
ボカシ堆肥と海のミネラル飼料を
使っているそうなのですが、
海のミネラル飼料は牡蠣の貝殻を
焼いて粉末にして使っているそうです。

自家製の堆肥を作って、
いづれ土に戻るような堆肥を作って
使われているとのこと。

安心な野菜は環境にも優しい。

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今回のお米の中の1つはササニシキは
さっぱりした味わいのお米で
お寿司屋さんに欠かせないお米なのですが、
作りづらいので悲しいかな
農家さんが作らなくなってきているそうです。。。

2つ目のお米のつや姫は、モチモチ感と
しっかりとした味わい。

そして3つ目のお米の金のいぶきは玄米。

金のいぶきはもち米とうるち米を
掛け合わせているそうで、
巨大な胚芽が特徴。

栄養価が高いのに、白米の炊飯モードで炊けて
玄米特有のパサパサ感が無く、モチモチ食感と
胚芽のプチプチ感が特徴。

食べ比べてみると、お米の特徴が分かりやすいのです。

その後、美味しい野菜とお米の
買い物の時間があり、皆さん
お買い物を楽しんでいられました。

美味しいお米と野菜、味わって下さいね!

畑の案内をして下さった
大郷グリーンファーマーズの熊谷さん、
そして皆さま、お忙しい中
本当にありがとうございました!!!



# by touhoku_syokuiku | 2018-11-09 17:23 | 食育フェス