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私たちにできること~台風19号の被災地の現状(大郷みどり会)

2019年度11月5日(火)

食育コンダクター養成講座 「誰かに伝えたくなるネギ学」報告



私たち、NPO法人とうほく食育実践協会は、食の「食べること」は「生きること」「育てる」から「食べる」まで「食」から見える世界を学ぶ事を目的に、自らの食をいろいろな角度から考え、語ることができる仲間(食育コンダクター)を増やしていきたいと活動しています。


今回の「誰かに伝えたくなるネギ学」も、本来ならば今年で3年目となる生産者交流でした。


この度の、1012日に上陸した台風19号の災害により、大郷グリーンファーマーズさんは農地及び、ご自宅を被災され、大変な思いをされています。一度は中止も考えなければいけない状況でした。


しかし、大郷グリーンファーマーズの皆さんから、生産現場を知り、今後の活動に生かすためにと、快く受け入れてくださいました。


本当に感謝いたします。


今回の見学、生産者交流を通して、私たちの今後の活動に活かしていきたいと思います。



まず訪れたのは、大郷みどり会の事務所。


()大郷グリーンファーマーズ代表取締役 郷右近秀俊さんが、大郷の被災状況を話してくださいました。


郷右近さんは、毎年、NPO法人とうほく食育実践協会の食育コンダクター養成講座で、世界の食糧事情や農業のおかれている問題点、私たちの知らない環境問題、食糧問題を丁寧にわかりやすく教えてくださる講師をしてくださっています。


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この度の台風19号による吉田川の決壊により、大郷町は吉田川周辺を含め町内一円に大規模な浸水被害を受けました。


郷右近さんは、これは、単なる大雨による自然災害、というだけでなく、川の保水力、自然環境の変化、地球規模の温暖化や、様々な要因が考えられるのではないか。とおっしゃられました。


幸い、生産者の皆さんは、みな無事だったこと。


でも、大郷みどり会では会員2軒が床上浸水、内1軒は濁流の直撃を受け全壊(それが、あとで紹介する生産者熊谷さんのご実家)床下浸水1軒、その他何か所も崖崩れが起き、農地では畑とハウス12棟をはじめ、水田は稲刈りが終了しない水田30haが浸水、いまだ稲穂が見えない水田も多くあるとのこと。


収穫を迎える秋野菜が出荷できなくなってしまっている状況とのこと。


それでも、今、生産者一丸となって、復旧復興に取り組んでいるので、1人でも多くの方たちに、今日の訪問で感じたことをお伝えください。とお話してくださいました。



大郷グリーンファーマーズの生産者・西塚さんのハウスは周辺の田んぼが一面冠水。

泥水を被り、出荷ができなくなってしまった収穫間近の小松菜。

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大郷町直営農場農薬不使用ハウス  あいコープみやぎさんHPより




その後、何台かの車で移動して、今回の「ネギ学」の圃場へ。


今年で3年目の「ネギ学」。吉田川にかかる大きな橋を越えるとそこには2ヘクタール以上の農地が見えてきます。

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昨年もお邪魔した、1年ぶりのネギ畑・・・

待っていてくださったのは、ネギ生産者の、熊谷さんと佐藤さんです。



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吉田川が決壊して押し寄せた濁流は、収穫時期真っ只中のこのネギ畑にも押し寄せ、冠水。


もともと、ネギは水分が少ない土の方が良い作物なのだそう。


本来、ネギは、白い部分を長くするために、土寄せをします。



圃場に入らせていただきました。

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畝と畝の間は、だいぶ水は引いているものの、粘土質の土で、長靴でも足が取られる感じ。


とても土寄せは出来きそうにありません。


でも、ネギたちの生命力は凄い!みんな、元気に生きています!一度は完全に倒れたのに、ちゃんと起き上がって、すくっと立ち上がっているのです。


ただ、倒れた時に、ちょっと折れたり、S字に曲がったりしています。


白いところに土寄せができないまま置くと、緑になってしまうそう。


収穫のトラクターが、冠水のため全部廃車になってしまい、収穫が、手作業になってしまうことなど、そんな、諸々の事情で、この先、少量のネギは、あいコープみやぎさんのインターネット販売の道があるけれど、廃棄になってしまうとのこと。


そんな~泣

こんなに、元気に育とうとしてるのに。


お話を伺った後、受講生さんたちと収穫体験をさせていただきました。


持ち帰ったネギは、夕飯に「ネギしゃぶ鍋」にしていただきました。 


本当に甘くて美味しいネギでした。

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その後、吉田川の決壊場所からすぐの地域にご実家がある、熊谷さんのご実家に伺いました。


途中の畑には、まだ瓦礫が散乱していて、デコボコの道が続きます。


決壊場所は、奥に見える、ブルーシートのところ。

本当にすぐだったのですね。

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この熊谷さんのご自宅は、もともと築90年。屋根の下は茅葺なのだそうです。


梁も立派で、さすが日本家屋。


一階天井まで来た濁流に流されることなく、凛と立っていましたが、もう中は全壊なのだそうです。


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今回、あいコープみやぎさんは、この大郷のネギたちを、「ふんばり!むきねぎ」という名前で供給してくださいます。


痛んだ外皮や葉先をカットしたものを購入できます。


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私たちが今、できることとは?


一生懸命に頑張っている生産者の皆さんの事を知り、知らない方へ伝え、購入して、いのちをいただく事。



また、あいコープみやぎさんは、大郷みどり会緊急支援募金を受け付けています。


組合員の皆さんは、こちらの方法での支援をすることができます。


詳しくは、あいコープみやぎさんのホームページからお問い合わせください。




一日も早い、復旧復興をこれからも応援していきます。


by touhoku_syokuiku | 2019-11-08 11:25 | 食育コンダクター養成講座 初級